秋の収穫を祝う「OBENTO Gallery」の企画展
株式会社プレナスが運営する「OBENTO Gallery」では、2024年9月2日から秋の収穫を記念した特別展が開催されます。このイベントは、秋がもたらす米の収穫をテーマに、日本の豊かな食文化を多角的に紹介するものです。
日本の弁当文化やその背景には、米作りが重要な位置を占めています。特に、この時期は早稲刈りから晩稲の収穫まで続く秋の農作業シーズンです。本企画展では、神話を題材にした民間の信仰から最新の田んぼアートまで、稲作にまつわるさまざまな習俗が展示されます。日本人が持つ米に対する思いや、その文化を体感できる貴重な機会となっております。
収穫後の作業の紹介
展示の一部として、収穫後の脱穀作業を紹介します。脱穀とは、収穫した稲穂から籾を取り出す作業で、「稲扱き」とも呼ばれます。この作業には竹製の扱き箸が用いられるだけでなく、次に続く「籾摺り(もみすり)」では、稲穂先を唐棹で叩いて籾を分離します。さらに、混入した稲の葉や藁くずは、「唐箕」を使って人工的に風を起こし、取り除かれます。細やかな手間と農民の苦労の結晶ともいえる米が、こうした工程を経て我々の手元に届きます。
田んぼアートの魅力
近年、多くの注目を集める「田んぼアート」は、田んぼをキャンバスにして色彩豊かな稲を使って巨大な絵や文字を描く試みです。青森県田舎館村にて1993年に始まったこのプロジェクトは、今では全国に100以上のスポットが存在します。斜め上から見ることを前提にした設計に基づき、様々な稲の種類が使われており、観賞用の稲や古代米が数種植えられています。このような独創的なアートが地域活性化にも寄与しており、田舎館村には20万人以上の観光客が訪れることもあります。
企画展の詳細
- - 会期: 2024年9月2日(月)より開催
- - 開館時間: 9:00~17:30
- - 休館日: 土日、祝日
- - 入場料: 無料
この展示を通じて、無限の可能性を秘めた日本の米作りの素晴らしさや、収穫に関する文化を改めて認識してほしいと思います。近隣にお越しの際には、ぜひ「OBENTO Gallery」にお立ち寄りください。