健康志向を促進する高野豆腐の世界進出を認められた旭松食品の挑戦

旭松食品が目指す高野豆腐のグローバル展開

日本の伝統食品である高野豆腐が、最近、海外での普及に一歩近づきました。大阪市に本社を置く旭松食品株式会社は、その健康機能性が世界の人々の健康促進に寄与することを目指して、様々な取り組みを行っています。2024年8月には、近畿農政局の『食の「わ」プログラム』において、旭松食品が特に活動が意欲的であると認められ、表彰されました。この表彰は、全32団体のうちの3団体に与えられる特別なものです。

近畿農政局の高く評価された理由

旭松食品の社長である木下博隆氏は、近畿農政局の相本浩志局長と共に表彰され、企業としての取り組みが評価されたことに感慨深い思いを寄せています。高野豆腐は、その栄養価の高さや取り扱いの容易さから、健康志向の高い消費者に受け入れられており、今後もその魅力を世界中に広めていくことが期待されています。

海外での具体的な活動

旭松食品は、オランダのワーゲニンゲン大学と共同で高野豆腐の健康効果に関する研究を進めています。この研究では、欧州の人々にも高野豆腐が有効であることが示され、国際的な学術雑誌『Nutrients』に論文が掲載されました。このように、科学的な根拠を持った取り組みが進行中です。

さらに、フランスにあるアンテナショップ「GOÉN」にて、高野豆腐の販売も開始しました。これによって、和食文化や高野豆腐を海外に広める新たな一歩を踏み出しました。今後もオランダを中心にして、国際的な展開を進める計画です。