ブランドデザインを深く理解するために
3月17日、広告・マーケティングを専門とする株式会社宣伝会議が新たな書籍『デザインをつくるイメージをつくるブランドをつくる』を全国書店及びオンライン書店でリリースしました。本書は著者の工藤青石が初めて執筆した作品で、彼の独自のブランドデザインに関する知見が詰まっています。
工藤青石は、かつて資生堂で「SHISEIDO MEN」や「オイデルミン」といった有名ブランドの立ち上げを行った経験があります。現在は人気化粧品ブランド「イプサ」のクリエイティブディレクターとして、多岐にわたるプロジェクトに関与しています。そのため、彼の視点から見る「本当のデザイン」が本書では丁寧に解説されています。
デザインの本質に迫る
工藤は、1988年に資生堂に入社し、パッケージデザイナーとしてキャリアをスタートさせました。その後、パリに4年間駐在し、多様な文化を吸収しながらデザインへの理解を深めました。彼は単にパッケージデザインにとどまることなく、プロダクトデザインや空間、VI、ビジュアルアートに至るまで、ブランドの全域に関わってきました。本書ではこのような経験を踏まえ、デザインの持つ力について語られています。
実践的なデザイン哲学
本書では、工藤のデザインに対するフィロソフィー「美しいものをつくりたい、それを多くの人に届けたい」という想いが核心を成しています。彼は自身が手がけた様々なブランドのデザインプロセスや、クリエイティブディレクションの考え方を実例を通して紹介しています。特に「イプサ」における仕事や、店舗デザイン、ビジュアル展開、オンラインコミュニケーションなど、幅広いクリエイティブを掲載。これにより、読者はブランドのクリエイティブがどのように効果を生むのかを理解できます。
ブランドの未来へのビジョン
各章では、デザインの基本からビジュアル制作、空間構築、環境管理、そしてブランド戦略まで多岐にわたるテーマを扱っています。これにより、これからブランドに関わる全ての人々に向けたデザインの実践書となっています。工藤は、新たな世代のデザイナーやブランド構築に携わる人々に、これまでにない視点での知識を提供することで、マーケットにおけるブランドの価値を高める手助けをしようとしています。
結論として
デザインは単なる美的表現ではなく、アイデンティティを形成する重要な要素だと工藤は断言します。彼が提唱するクリエイティブな考え方やプロセスは、多くの読者にインスピレーションを与えることでしょう。本書はただの理論書ではなく、実践的な教育書として、マーケティングや広告に関わる全ての方にとって必要な一冊です。デザインの力を信じたい方々は、ぜひ手に取ってその内容を学び、実践に活かしていただきたいと思います。
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