上田市で新たな地域経済を創造する「RE:YAMA」プログラム開催

新しい地域経済を築く「RE:YAMA」プログラム

長野県上田市にて、PERSOL（パーソル）、土とデジタル、罠ブラザーズ、そして上田信用金庫が協力して新規事業開発プログラム「RE:YAMA」が始動しました。このプログラムは地域資源を最大限に活用し、未来の価値を見出すことを目指す取り組みです。地域の課題を解決することで、持続可能な地域経済の創出を図ります。

「RE:YAMA」は2025年11月29日（土）・30日（日）に上田市で実施され、参加者は1泊2日の現地滞在を通じて地域と都市の人材交流を図ります。このプログラムは、狩猟や林業といった直面している課題を地域の人々とともに考えるワークステイ型として設計されています。また、参加者はフィールドワークを通じて課題解決に取り組み、新しいアイデアの創出が期待されています。

課題に向き合う地域とフリーランスの挑戦

副業やフリーランスとして活躍する人材が地域資源を活用し、上田市の猟師や地域住民と共に考える「罠ブラザーズ」の活動を通じて、参加者は実際の現場を体験しながら意見を交換します。このプロセスを経て、地域の観光、エネルギー、教育、暮らしの可能性に新たな視点を加えることが期待されます。

参加者は、上田市や上田信用金庫から提供される地域の視点を踏まえながら、持続可能な里山の未来像を描くことが求められます。プログラム終了後も、参加者同士の関係を継続させ、新しいビジネスの育成に繋がるような相互関係を築くことを目指します。

開催日時・応募方法

「RE:YAMA」の開催は2025年11月29日（土）から30日（日）までの2日間です。会場は上田市技術センターで、参加費は無料ですが交通費は自己負担となります。定員は8名から12名までとなっており、応募多数の場合は選考があります。

応募は11月6日（木）まで受け付けており、参加者決定通知は11月7日（金）に行われます。さらに、選ばれた参加者には11月13日（木）にオンライン交流会が設けられ、事前の情報交換や関係づくりが行われる予定です。

地域経済の未来

上田市は、製造業が盛んな地域として知られていますが、ここでも人材不足が課題となっています。地元の企業にとって、人口減少の中での経済成長は急務で、DXの推進や設備の生産性向上に加え、人の生産性も重要な要素です。地域の人々と外部の専門家が一緒に取り組むことで、より革新的なアイデアの誕生が期待されています。

このプログラムを通じて、地域資源の有効活用や人材育成に繋がる新たな事業の芽が育てられることになるでしょう。上田市と地域パートナーの連携を強化しつつ、持続可能な経済活動を推進していく努力が求められます。

プログラムの具体的な内容については、特設サイト（RE:YAMA）で確認できます。また、PERSOLキャリアのプレスリリースも同様に参照可能です（プレスリリース）。

最後に

プログラムの主催者である土とデジタルの代表、小川大暉氏は、地域の課題が未来の資源に変わる可能性の重要性を強調しています。参加者が現地の声を聞き、持続可能な地域創造に寄与することができるように、全力でサポートを行うことが表明されています。

上田市の伊藤正道課長も、このプログラムが人材確保の手段として期待されていることを強調しており、多様な人材が地域経済を支える重要な存在であると語っています。

この考え方には、地域と都市の人材が相互に補完しあう関係を築くことで、新たな未来を切り開く可能性があるという明るい展望が込められています。