男鹿市に集う！日本各地のクラフトサケ醸造所が共演するイベント

男鹿市が誇るクラフトサケの祭典、猩猩宴。

秋田県男鹿市で開催される「クラフトサケブリュワリーフェス”猩猩宴（しょうじょうえん）”」は、日本のクラフトサケ醸造所が一堂に会する貴重なイベントです。この祭典は2022年8月20日から21日まで、JR男鹿駅前のOGA ISLAND PARK HUBAGOにて行われ、全国から選りすぐりの醸造所が集結します。

権威あるプロジェクトの一環

この祭典の開催背景には国税庁の「Enjoy SAKE!プロジェクト」があり、地域の日本酒文化の発展を目的としています。主催は稲とアガベ株式会社で、彼らは2021年に男鹿市で設立された新進気鋭のクラフトサケ醸造所です。代表の岡住修兵氏が会長を務める「クラフトサケブリュワリー協会」もこのイベントを後押ししており、地域の日本酒文化を広めるために尽力しています。

猩猩宴（しょうじょうえん）の由来

イベント名の「猩猩」は、酒好きの妖精を意味します。この陽気なサルのような存在が、酒を振る舞うことで幸運をもたらすと言われています。猩猩宴は、男鹿市にある稲とアガベの醸造所が、全国から集まるクラフトサケ醸造所との交流を深める場であり、作り手も飲み手も一緒に楽しむことができる特別な祝宴の場です。

多様な出店者の顔ぶれ

今回のイベントには、秋田県の「稲とアガベ」をはじめ、東京都世田谷区の「三軒茶屋醸造所」、新潟県新潟市の「LAGOON BREWERY」など、日本各地に存在する7つのクラフトサケ醸造所が出店します。各醸造所は、オリジナリティあふれるクラフトサケを提供し、訪れた人々に新しい味わいを体験させてくれます。

出店する醸造所の詳細を見てみましょう。

稲とアガベ

- 所在地: 秋田県男鹿市
- 特徴: クラフトサケの新しい風を吹き込む。無肥料の自然栽培米を使用し、「田んぼから醸造まで無添加」でお酒を仕込む。

三軒茶屋醸造所

- 所在地: 東京都世田谷区
- 特徴: 伝統的手法を基に革新に挑む、海外市場を視野に入れた日本酒造りを行う。

木花之醸造所（コノハナノ）

- 所在地: 東京都台東区
- 特徴: どぶろくを製造し、多彩な味わいを追求する。

haccoba

- 所在地: 福島県南相馬市
- 特徴: クラフトビールの製法を取り入れた新しい提案の酒づくり。

LIBROM

- 所在地: 福岡県福岡市
- 特徴: 就職活動を支える日本酒がモットー。

LAGOON BREWERY

- 所在地: 新潟県新潟市
- 特徴: 多様なSAKE造りにこだわり、持続可能性を重視。

ハッピー太郎醸造所

- 所在地: 滋賀県長浜市
- 特徴: どぶろく醸造への挑戦を続ける。

フードと音楽も充実

このイベントは、サケだけでなく多彩なフードや音楽を楽しめるのも魅力の一つです。秋田県内の飲食店や屋台が出店し、地元の味を堪能できます。また、アルコールを楽しみながら生演奏も楽しめるため、賑やかな雰囲気が漂います。

開催概要

- 日時: 2022年8月20日（土）〜21日（日）11:00〜18:00
- 場所: OGA ISLAND PARK HUBAGO（男鹿駅周辺広場）
- 入場料: 無料（クラフトサケの飲酒はチケット制）

このイベントは、クラフトサケ文化の発展を目指す新しい試みです。岡住氏は「100年後、1000年後も残る文化を築くための第一歩」と位置付け、多くの人々にこのイベントの意義を伝えたいと語ります。日本酒愛好者はもちろん、まだこのジャンルを知らない方も楽しめる内容となっています。ぜひ、男鹿市へ足を運び、クラフトサケの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。