新しい環境接着剤
2023-02-28 13:39:21

環境配慮型アンチスリップ接着剤『トキワノールNS-A1』が業界初のバイオマスマークを取得

環境に優しい接着剤が登場



常盤化学工業株式会社は、自社で開発したアンチスリップ接着剤『トキワノールNS-A1』が業界初となるバイオマスマークを取得したことを発表しました。この製品は、バイオマス度が75%であり、物流におけるプラスチックゴミの削減を目的としています。2023年2月22日にリニューアルされ、新たに注目されています。

バイオマスマークとは?



バイオマスマークは、再生可能なバイオマス資源を使用した製品に付与される認証です。環境負荷を軽減し、持続可能な社会に向けた取り組みが評価されます。『トキワノールNS-A1』は、このマークを取得することで、環境に配慮した商品であることが証明されました。

物流に革命をもたらすアンチスリップ技術



『トキワノールNS-A1』は特に物流業界での使用が期待されています。荷物の配送時、段ボールの荷崩れを防ぎ、安定した輸送を可能にするために設計されています。従来、ストレッチフィルムを使用していた際に発生するプラスチックゴミの問題を解決するため、接着剤の使用が提案されました。接着剤で段ボール同士を結合することで、ゴミを出さない無駄のない物流が実現します。

環境への優しい設計



本製品は水系接着剤であるため、高温の熱源を必要とせず、接着剤の使用時にかかる熱源コストも削減されています。これまでのホットメルト接着剤に比べ、消費電力を最大で97.25%抑えることが可能です。このような効率的な設計によって、コスト削減にもつながります。

また、『トキワノールNS-A1』を使うことで、CO2排出量を最大99%以上削減することもできます。例えば、フィルムで荷崩れ対策を行った場合に比べ、CO2の排出量が大幅に抑えられるため、環境への悪影響も軽減されます。

環境保護への取り組み



常盤化学工業は、環境問題に対しても真剣に取り組んでいます。同社は無駄を出さない接着剤や、ゴミの分別を容易にする易剥離ラベル糊、溶剤を使わない水系洗浄剤など、環境負荷の少ない製品を多く展開しています。これらの製品は、持続可能なビジネスを目指す企業にとって貴重なサポートとなるでしょう。

展示会で実際の性能を体感



さらに、常盤化学工業は3月8日から10日まで開催される『フードテックジャパン』に出展します。ここでは『トキワノールNS-A1』の実際の性能を体感できる機会となるため、来場者はこの新しい接着剤の性能を直接確認することができます。

会社概要



常盤化学工業株式会社は1947年に設立され、東京都品川区に本社を置き、工業用接着剤や表面処理剤の製造・販売を行っています。環境への配慮を重視する企業として、今後も持続可能な製品の開発を進めていくとしています。興味がある方は、ぜひ公式ウェブサイトをご覧ください。

会社情報

会社名
常盤化学工業株式会社
住所
東京都品川区東大井6-14-2
電話番号
03-3762-5516

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