NIJINアカデミーとUNIBOが提携、愛知県豊田市に新しいフリースクールを開設
最近、株式会社NIJINが運営する不登校オルタナティブスクール「NIJINアカデミー」が、一般社団法人日本福祉協議機構の運営する次世代型デジタルハイブリッドアミューズメントフィールド「UNIBO」と連携し、新たに愛知県豊田市に「NIJINアカデミー愛知UNIBO校」を開設することを発表しました。これは、地域の不登校問題に対する新たな取り組みとして注目されます。
開設の背景と目的
愛知県豊田市では、近年不登校の児童生徒が増加し、特に小学生や中学生においてはその数が深刻な状態にあります。令和3年度の調査によると、小学校での不登校児童は5,607人、中学校では11,352人にも達しています。このような現状を受け、NIJINアカデミーは地域の子どもたちに新しい学びの場を提供し、心理的な安全性を確保した環境で、成長を支援することを目指しています。
提携のきっかけは、2024年5月にUNIBOで行われる対面イベントです。これまでメタバースやオンライン授業で築いた関係を、VRやAR体験を通じてオフラインでの交流に広げることを期待しています。具体的には、子どもたちが新しいデジタル技術を体験しつつ、新たな学びを得る機会となることでしょう。
NIJINアカデミー愛知UNIBO校の詳細
「NIJINアカデミー愛知UNIBO校」は、以下の要項で開校されます。
- - 対象: 不登校の小中学生
- - 開校日: 週2日(火・木曜日)からの開校を予定
- - 場所: UNIBO T-FACE豊田店(愛知県豊田市若宮町1‐57‐1 T-FACE A館8階)
- - 開校時期: 2024年10月1日
- - 定員: 5~10名
- - 申込方法: 公式サイトから
申し込みや詳細は公式サイト(
NIJINアカデミー)を通じて行えます。
企業の使命と理念
NIJINアカデミーは「教育から国を照らす」をモットーに、2023年9月に開校した不登校小中学生向けのオルタナティブスクールです。カリキュラムは「多層的な心理的安全性」「一流教師による対話的な授業」「子ども主体のプロジェクト」に基づき、学校に行けないという状況が劣等感につながることなく、全ての子どもが希望を持てる未来を創出します。
また、9割以上の希望する生徒が在籍校からの出席認定を獲得している実績もあり、地域の教育機関との連携を強化することも目指しています。
UNIBOの役割
UNIBOは2023年6月に開設された次世代型アミューズメントフィールドであり、デジタル技術やクリエイティブな活動を通じて地域社会に貢献することを目指しています。ここでは、一般市民向けのアミューズメント施設や、若者向けのデジタルイベントなどが開催され、エンターテインメントの新しい形を提供しています。
まとめ
NIJINアカデミーとUNIBOの提携による「NIJINアカデミー愛知UNIBO校」の開設は、地域の不登校問題に取り組む重要な第一歩となるでしょう。新しい学びの場で、子どもたちが成長し希望を持てる未来が実現することを期待しています。今後の活動に注目が集まります。