通信制高校入学後の満足度に関する調査
株式会社プレマシードが運営するGo通信制高校は、2025年の春に通信制高校に通う生徒たちの「入学前後の意識調査」を実施しました。この調査は、在校生958名と元在校生34名を対象に行われ、合計992名からの回答を得ています。調査の目的は、通信制高校に入学することで生徒の意識や感情にどのような変化があったのかを探ることにあります。
調査結果の概要
調査の結果、なんと84.4%の生徒が「通信制高校に入ってよかった」と回答しました。さらに「どちらでもない」と答えたのは13.5%、「いいえ」はわずか2.1%。すべての学年や入学種別に関係なく、ほとんどの生徒はポジティブな評価をしています。
入学理由とその変化
多くの生徒が試みる通信制高校の入学理由は、不登校や体調不良など、ネガティブな要因が多いですが、入学後にはその感情が大きく変化しています。「人との関わりが苦手だったけれど話すのが楽しみになった、友人が優しかった」など、入学後の経験が重要な安心要因となっています。
- - 入学前の感情分析: 生徒たちは入学前に「楽しみ」と「不安」が拮抗しており、特に転入生は不安感が強い傾向にありました。
- - 入学後の安心: 先生の親身な対応や友人の優しさなどが生徒の不安を和らげる要因となっているようです。また、多くの生徒が入学後に興味・関心を見出し、将来を前向きに考えられるようになったとのこと。
入学前後の心理的変化
入学前の気持ち
調査によれば、入学前の期待に対し不安もあったことが分かります。
- - 楽しみ: 39.7%が「とても楽しみ」または「やや楽しみ」と回答。
- - 不安: 42.0%の生徒が「とても不安」または「やや不安」と感じていました。
このような心理的な状況は、通信制高校ならではのサポート体制がぜひとも必要なことを物語っています。
入学後の変化
入学後は、「学校外での活動が増えた」と感じている生徒が53.9%に及び、さらに「先生との関わり」や「その他の大人との関わり」も増加したとされています。入学後は多くの生徒が「コミュニケーションが多くなった」と感じ、自分自身の成長に寄与しています。
将来の進路について
卒業後の進路については、55.6%が「国内の大学・短大へ進学」を希望しており、次いで専門学校、就職を希望する人も多いことが分かりました。この結果からも、通信制高校は生徒たちに自信を持たせる教育の場であることが伺えます。
結論
調査結果は、通信制高校が多様な背景を持つ生徒にも適した環境であることを示唆しています。生徒たちは関係性を築きながら学び、自分自身の未来を模索しています。このように、通信制高校はその生徒の個性やニーズに応じた教育を提供し、よい変化をもたらす場としての役割を果たしています。
これからもプレマシードは、10代の学びの拡充と、自由で個性的な教育環境を提供し続けることで、より良い未来を築いていくことを目指します。