藤沢市、持続可能な社会への新たな一歩
神奈川県藤沢市は、日揮ホールディングス株式会社、株式会社レボインターナショナル、合同会社SAFFAIRE SKY ENERGYとの間で、持続可能な社会を構築するための新しい協定を結びました。この協定は、廃食用油(使用済みの食用油)を資源化し、航空燃料として利用することで、脱炭素社会の実現を目指すものです。
協定の背景
藤沢市はすでに2007年度から廃食用油の資源化に取り組んできましたが、さらなる資源循環の進展を求め、「Fry to Fly Project」に参加しました。このプロジェクトに参加することで、廃食用油の見える化を図り、市民への発信を強化することを目的としています。これにより、ごみの減量とリサイクル促進にもつながると期待されています。
協定の内容
今回締結された協定では、以下のような内容が盛り込まれています。
1. 幅広い家庭からの廃食用油回収
2. 回収された廃食用油を材料として使用したSAFの製造
3. 資源化の進捗と成果を広く publicizeする機会を提供
4. 協定の目的を達成するために必要なその他の事項
この協定では、特に家庭からの廃食用油の収集を週1回実施することが明記されており、地域住民にとっても参加しやすい仕組みが整えられています。実際、藤沢市は他の自治体と比較して廃食用油の収集量が豊富であり、今回の取り組みによりその量はさらに増加する見込みです。
SAFについての取り組み
この協定に基づき、藤沢市で回収された廃食用油は、国内初となる大規模なSAF(持続可能な航空燃料)生産プロジェクトの一部として利用されます。日揮HDとレボインターナショナルは、コスモ石油株式会社と共同でSAFの製造から供給に至るまでのサプライチェーンを構築し、新たな事業を展開しています。
2022年には新会社「SAFFAIRE SKY ENERGY」が設立され、2024年12月には堺製油所にSAF製造装置の建設が完了し、2025年4月にはSAFの供給を開始する予定です。このSAFは国際的な持続可能性認証であるISCC CORSIA認証を取得することから、世界的にも環境に配慮した燃料として信頼されています。
Fry to Fly Projectの意義
「Fry to Fly Project」は、家庭や店舗で発生する使用済みの食用油を原材料として用い、航空機を飛ばすことを目的としたプロジェクトです。このプロジェクトは日揮HDによって設立され、企業や自治体が協力しながら、廃食用油の提供を通じて資源循環の促進に貢献しています。詳細については、公式ホームページにて情報が発信されています。
このように藤沢市は、地域の資源を有効活用し、持続可能な社会を実現するための取り組みを強化しています。今後も市民一丸となって環境意識を高め、持続可能な未来を資源で支えていく姿勢を見せています。