ベルギー王女の経済ミッション、来日して日本との交流を強化
ベルギー王国アストリッド王女殿下の来日と経済ミッションの意義
2023年12月5日から9日にかけて、ベルギー王国のアストリッド王女殿下がベルギーの国王陛下の名代として日本を訪れ、大規模な経済ミッションを率いることが発表されました。今回のミッションには575名が参加し、ベルギーの対日経済交流の中でも最大規模を誇ります。
この経済ミッションは、東京をスタート地点に、名古屋、大阪、京都を訪れ、さまざまな経済活動が展開される予定です。日本とベルギーの経済的関係をさらに深めるための多様なプログラムが用意されており、企業や学術機関が参加します。これにより、両国の企業間での新たなビジネスパートナーを見つける絶好の機会となるでしょう。
公式代表団と参加企業の概要
アストリッド王女殿下のもとには、外務・欧州・対外貿易・連邦文化機関の大臣やフランダース政府首相、ブリュッセル首都圏政府の大臣などが同行します。特に、マチュー・ミシェル連邦政府デジタル担当大臣の参加も注目されています。また、210社におよぶベルギーの企業や大学が本ミッションに参加し、特に再生可能エネルギーや自動車産業、ゲームアートなど各分野での交流が期待されています。
歴史ある関係と未来への展望
日本とベルギーは1866年に修好通商航海条約を締結以来、強固な経済関係を築いてきました。日本からベルギーへの投資は常に重要な位置を占めており、237社の日本企業がベルギーで活動しています。この間、約80社のベルギー企業が日本市場に進出しており、特に研究開発や革新に注力しています。
また、ベルギーは日本からの輸入額でEU内第3位、輸出額では第2位の地位を占めており、特に最近は新型コロナウイルスワクチンの輸出が増加しています。両国は、気候変動や公衆衛生などの重要な課題にも共同で取り組むことで、さらなる絆を深めています。
新たな協力分野の開拓
今回のミッションでは、特にライフサイエンス、半導体・ICT、自動車産業、フィンテックなどの未来を形成する重要な分野に焦点が当てられています。日本政府も2050年までにカーボンニュートラルを目指しており、両国の新たな協力関係の確立には明確な基盤があります。
イベントの中では、ビジネスにおける男女平等に関するセミナーも開催され、現代社会のニーズに応えた取り組みが進められます。
政治交流とミッションの成果
経済ミッション中に、アストリッド王女殿下は岸田文雄首相や愛知県知事との会談を予定しており、外務大臣同士の意見交換も行われる予定です。これにより、日本とベルギーの経済的な結びつきがより一層確固たるものになることが期待されています。
このミッションを通じて、ベルギーと日本の歴史的な関係が未来に向けた強力なパートナーシップにつながることを願っています。
会社情報
- 会社名
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在日ベルギー王国大使館
- 住所
- 東京都千代田区二番町5-4
- 電話番号
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