クレド・アセットマネジメントが次世代物流施設「CREDO加須」を開発へ

クレド・アセットマネジメントによる「CREDO加須」の開発

クレド・アセットマネジメント株式会社は、埼玉県加須市において新たなマルチテナント型物流施設「CREDO加須」の開発を開始しました。これは同社にとって初のマルチ型物流施設であり、2022年内の着工を経て、2024年2月の完成を予定しています。

「CREDO加須」は、交通アクセスの良さが大きな特徴で、東北道「加須IC」から約8.5km、圏央道「白岡菖蒲IC」から約9.5kmに位置しています。また、国道122号にも近く、埼玉県を含む首都圏及び東北地域への配送拠点として利用可能です。

次世代物流への対応

近年、運送・物流業界では2024年4月から適用されるドライバーの労働時間上限についての問題、いわゆる「2024年問題」が顕著です。このような背景に対し、クレド・アセットマネジメントは、労働環境の改善や人手不足への対応を重視した施設設計に取り組んでいます。

「CREDO加須」では、次世代トラック輸送の実現に向け、特にスワップボディ・コンテナ車両や45ftコンテナの取り扱いが可能な車路及びバースを設計しています。また、置き配に対応した区画も整備し、輸配送業務の効率化を図っているのが特徴です。

快適な利用環境の整備

ドライバーだけでなく、在館者や来訪者が快適に過ごせるよう、さまざまなアメニティが備え付けられています。ラウンジ、ウェブ会議が可能な個室ワークスペース、リラックスエリア、シャワーブースなどが整備され、働きやすい環境が整っています。さらに、物流オペレーションの自動化、省人化を目指し、電気容量を確保することで生産性を高める施策を導入します。

環境へ配慮した取り組み

環境配慮が重要視される中、「CREDO加須」では太陽光発電システムの設置を行い、再生可能エネルギーの発電と自家消費を進める予定です。省エネ対策として「ZEB Ready」認証を取得し、持続可能な物流施設の実現を目指します。また、BCP（事業継続計画）対策として72時間対応の非常用発電機を設け、災害時のサポートも考慮されています。

今後の展望

「CREDO加須」は、クレド・アセットマネジメントにおける2件目の開発物件であり、「CREDO桶川伊奈」に続くプロジェクトです。同社は、専用施設からマルチテナント型まで、規模を問わず、品質と機能性にこだわった物流施設を提供することを目指しています。今後も関東、関西を中心にさらなる用地の取得が進んでおり、全国規模での事業展開が期待されています。

このように、クレド・アセットマネジメントの「CREDO加須」は、次世代物流を見据えた施設としての役割を果たし、地域社会や企業へ新たな価値を創造する重要な拠点となるでしょう。