大阪の新たなデジタルアート拠点「AxCROSS」が誕生
大阪市北区に位置する「KITTE大阪」内の旧中央郵便局保存建屋が、デジタルアート空間「AxCROSS」として生まれ変わりました。このプロジェクトは、NEORT株式会社が手掛けるもので、歴史ある建物を最大限に活かしながら、新たな文化とスタイルの融合を目指しています。
AxCROSSの特徴
「AxCROSS」は、「つながりを、つむぐ場所」というコンセプトのもと、ビジネス、アート、カルチャーが交差する新しい都市型空間として設計されています。ここでは、ACHにて設置された5台のプロジェクターと、リアルタイムでアート作品を生成するシステムが備えられ、約18メートルの巨大なスクリーンにアートが投影されています。現在の展示は、アルゴリズムで生成されたアート、いわゆるジェネレイティブアートです。これにより、来館者は常に新しい視覚体験を楽しむことができます。
アートと広告の融合
AxCROSSは、アートの展示だけでなく、広告の掲載にも対応しているユニークな空間です。通行量の多い場所に位置しているため、企業が自身のブランドや商品を効果的にPRできる場としても注目を集めています。このように、デジタルアートの展示空間と広告活動が融合することで、利用者は新しい形のメッセージ受け取ることができるでしょう。
オープニング作品について
オープニングを飾る作品は、ジェネレイティブ・アーティストのKaoru Tanakaによる「Blooming Letters」です。この作品では、実際に収集されたデータを元に作成された花束を中心に展開され、紙飛行機が空に舞い上がる様子で、人々がメッセージを送るプロセスを表現しています。紙飛行機は「手紙文化」の象徴とも言え、視覚的にメッセージが大切な人々に届けられる様子を感じさせます。
展示空間の詳細
AxCROSSは大阪市北区のKITTE大阪の4階に位置し、営業時間は同施設に準じます。空間のサイズは18メートルの長さと2.5メートルの高さを有し、訪れるすべての人々にアートの新たな楽しみ方を提供します。
NEORTの使命
NEORTはデジタルテクノロジーを駆使し、新しいアート体験を創造するスタートアップです。2022年からオープンした「NEORT++」では、オフラインとオンラインを行き来しながら、新しいアート鑑賞の可能性を模索しています。今般のAxCROSSもその流れの一環として、既存の枠にとらわれないデジタルアートの新たな試みを実現させています。
企業共同制作の募集
NEORTではアーティストと企業のコラボレーションを推進し、広告の枠組みを超えた新たな表現の実践を行っています。興味のある企業は、ぜひホームページからお問い合わせください。
おわりに
デジタルアートの未来が、この歴史ある空間でどのように展開されていくのか。大阪の新たな芸術の拠点「AxCROSS」が、今後のアートシーンにどのような革新をもたらすのか、ぜひ注目してみてください。