ダイキン工業が2024年度グッドデザイン賞を受賞
ダイキン工業株式会社は、東南アジア向けに開発した『シンプルタッチコントローラー』と『ルームエアコン室外機』の2製品で、2024年度のグッドデザイン賞を受賞しました。この賞は、日本で唯一の総合的なデザイン評価制度で、国内外から多くの企業やデザイナーが参加しています。
グッドデザイン賞とは
グッドデザイン賞は、1957年に設立され、デザインの質を評価・顕彰するために設けられた賞です。毎年、多彩なカテゴリーで製品やサービスのデザインが審査され、2024年度は5,773件が対象となり、その中から1,579件が選出されました。この賞は、生活や産業、そして社会に持続可能な豊かさをもたらすことを目的としています。
受賞製品のご紹介
シンプルタッチコントローラー
このリモコンは、シンプルなデザインと直感的な操作が特色です。複数の空調機を一元管理できるように工夫されており、画面の左側には空調機のリスト、右側には個々の室内機の状況が表示されるタッチパネルが採用されています。
特に、青のキーカラーが運転状況や頻繁に行う操作を視覚的に示し、使いやすさを向上させています。
審査員からは、従来の複雑なUIを排除し、徹底したデザインの洗練が評価されました。このように、空間に調和しつつ美しい外観を追求したデザインは、多くのユーザーから支持を集めています。
ルームエアコン室外機
もう一つの受賞製品である『ルームエアコン室外機』は、耐久性やメンテナンス性を重視し、東南アジア市場に特化した製品です。多角形の形状に設計されることで強度が増し、シンプルでモダンな外観を持ちながらも高い機能性を兼ね備えています。この製品は、特に未舗装道路での耐久性を考慮されて設計され、持ち運びやすさも向上させられています。
驚くべきことに、天板を外すだけで内部の電装部品の交換が可能になるため、安全で効率的なメンテナンスが実現しています。
審査員は、この製品が直面する地域特有の課題についての理解が深く、意匠性だけでなく、製品のコストやメンテナンス性なども考慮された点を高く評価しました。
ダイキンのデザインに対する思い
ダイキンは、空気を通じて人々の暮らしを豊かにすることを企業の使命と捉えており、見た目の美しさだけでなく、実用性や持続可能性にも配慮しています。デザインの力を活用して、空気の新たな可能性を拓くことを目指しています。そして、受賞製品の詳細やデザイン活動については、公式サイト「DAIKIN design」を訪れることでより深く知ることができます。
まとめ
ダイキン工業の受賞は、デザインが生活にいかに影響を与えるかを示す良い例です。今後も彼らの製品がどのように進化し、我々の生活を豊かにしていくのか注目です。これらの受賞製品は、私たちの空間生活をより快適にし、持続可能な未来の一助となることでしょう。