2025年9月6日と7日、世界的に有名なデザイナーである原研哉氏が高知県で特別授業を行います。この特別授業は、高知県四万十町と香美市赤岡町の2カ所で開催され、地域の人々とデザインの視点を結びつけることを目的としたものです。参加費は1,000円で、高校生以下は無料で参加できるため、世代を超えた学びの場となっています。
特別授業の内容
この授業は、2025年4月に開校した「しまんと分校」の特別企画であり、デザインと地域の結びつきを深めることをテーマにしています。原研哉氏は、無印良品のアートディレクションやヤマト運輸のロゴデザインなどを手掛け、日本のデザイン界に影響を及ぼしてきました。授業では『ローカルとは?グローバルとは?』というテーマで彼の考えを深掘りします。
また、特別授業には高知で活躍するデザイナー、梅原真氏とのトークセッションが予定されています。二人のクリエイターが地域の価値や可能性について語り合う機会となります。
開催場所と時間
特別授業は2日間にわかって行われ、各日の開催場所は異なります。
- 時間:14:30~17:00
- 場所:十和体育館(四万十町)
- 時間:13:30~16:00
- 場所:弁天座(赤岡町)
参加人数は各会場200名となっており、事前申し込みが必要です。申込みは公式ウェブサイトから可能で、リアルだったらではの貴重な経験をぜひお楽しみください。
しまんと分校とは?
「しまんと分校」は、地域の特色を活かした実技と座学を組み合わせた新しい形の学び舎です。築150年の日本家屋をリノベーションしており、毎月テーマを変えてのゼミを行っています。地元の人々から学ぶことも多く、農業や漁業、手工芸に関する実習が盛り込まれています。
月に一度のゼミは全て満員で、地域の人から直接学ぶ貴重な機会として評価されています。また、建物の設計は著名な建築家、坂茂氏によるもので、古き良き日本を今に伝える大切な空間として注目されています。
まとめ
原研哉氏の特別授業は、地域の価値を再発見し、物づくりやデザインに新たな視点をもたらす素晴らしい機会です。多様な背景を持つ参加者が集まり、互いに学びあうことで豊かな経験が生まれることでしょう。この特別授業を通じて、高知の魅力と可能性を感じてみてはいかがでしょうか?