セーフィー、クラウド録画サービスの市場で圧倒的シェア
セーフィー株式会社は、株式会社テクノ・システム・リサーチによる「ネットワークカメラのクラウド録画サービス市場調査(2024)」で、55.3%のシェアを記録したと発表しました。これにより、同社は2017年から8年連続で市場のリーダーとしての地位を保持しています。
クラウド録画サービスの成長
2024年の国内クラウド録画サービス市場は、528,150台のカメラが登録され、前年比22%の増加を示しています。これは、2017年時点から621%の大幅な成長を遂げたことを意味し、サービスの認知度が高まった結果と言えるでしょう。新たなメーカーの参入や既存カメラのクラウド対応化が進む中、ユーザーのニーズも拡大しています。
過去には、ネットワークの帯域不足が課題となり、1拠点でのカメラ利用台数は制限されていました。しかし、技術の進歩により、ハイブリッドクラウドやエッジ録画といった新しいシステムによって、多台数の利用が可能となったのです。これにより、複数拠点の集中管理が実現し、企業としての効率化やコスト削減が期待されています。
社会課題への対応
セーフィーは、2030年までに341万人、2040年には1,100万人の労働力が不足するとされる「8がけ社会」に向けて、映像データを活用したソリューションを推進しています。映像データを利用することで、人の代わりに監視や記録を行うだけでなく、AI技術を組み合わせることで思考するツールとしても機能することを目指しています。これにより、各業界の「不」を解決し、本当に必要なソリューションを提供できるとしています。
安全性とデータガバナンス
セーフィーは、安心・安全を第一に考え、映像データの活用を進めています。さらに、データガバナンスの指針を設けて各ステークホルダーと協力しながら、プライバシー保護の強化にも努めています。社外の専門家からのアドバイスを受けながら、指針の見直しを行い、情報管理の透明性を高めています。
結論
「映像から未来をつくる」をビジョンに掲げるセーフィーは、今後も映像データを中心に様々な産業のDXを推進していくでしょう。クラウド録画サービスの進化は、企業の成長だけでなく、私たちの生活にも多大な影響を与えることが期待されています。セーフィーの取り組みから目が離せません。