大阪市における中古マンション市場の変化
はじめに
マンションリサーチ株式会社が発表した最新のデータによれば、大阪市の中古マンション市場は、特に北区が平均売買平米単価で132.4%の上昇率を記録し、注目を集めています。このデータは、過去9年間の価格推移を背景にしたもので、再開発計画やエリアごとの特性が大きく影響しています。特に、都心部におけるマンションの需要が上昇する中で、北区がどのように成長しているのかを掘り下げていきます。
調査の背景と概要
2026年1月の最新データによると、大阪府全体の中古マンション平均売買平米単価は約52万円、過去9年間で65.9%上昇しています。これは、大阪市内の24区で非常に強力な右肩上がりが続いていることを示しています。特に、大阪市北区は132.4%という尖った伸び率で、他の地域に先駆けて成長を遂げています。
この調査は、2016年12月から2025年12月までのデータを元に行われており、大阪市内の各区におけるマンションの売買価格の中央値を分析しています。特に、大阪市北区の成長が顕著であり、その背景には再開発が大きな役割を果たしています。
大阪市北区の特徴
大阪市北区は、再開発により急速に発展を遂げている地域です。「うめきた開発」や「なにわ筋線」の新設プロジェクトなど、大規模なインフラ整備が進行中です。これらのプロジェクトは、近隣エリアの資産価値を支え、将来的な価格上昇を見込ませる要因となっています。特に、梅田エリアは国際的なビジネス拠点としての役割を担っており、その影響が北区全域にこれからも波及していくと考えられます。
大阪市内の二極化
2025年12月時点で、大阪市24区の中で特に上昇率が高いのは北区だけではありません。中央区も90.7%の上昇率を見せており、西区や天王寺区も高い水準を維持しています。一方で、エリアごとの特性による価格の二極化も進行しており、需要の集中が予期せぬ影響を市場にもたらしています。
| 区名 | 上昇率(%) | 平均売買平米単価(万円) |
|---|
| -- | -- | ----- |
| 北区 | 132.4 | 107.0 |
| 中央区 | 90.7 | 90.0 |
| 西成区 | 84.2 | 40.0 |
| 西区 | 77.8 | 79.0 |
| 天王寺区 | 77.8 | 73.0 |
中古マンション市場の展望
再開発やインフラ整備が進む中で、大阪市内の中古マンション市場はさらなる成長が期待されます。特に、大阪・関西万博などの大型プロジェクトが影響を及ぼし、旬なエリアの競争がさらに激化するでしょう。実需層の支持を受けるエリアと、投資用途として注目されるエリアが併存し、バランスの取れた市場構造を形成しています。
まとめ
大阪市の中古マンション市場は、特に北区が132.4%の上昇率を記録し注目を浴びています。再開発や利便性の向上が今後の中長期的な成長を促し、一つの市場全体の価値を引き上げる要素となるでしょう。今後の売買を考える際には、各区の特徴を理解し、慎重に判断を行うことが重要です。
データ提供 / マンションナビ
株式会社マンションリサーチ
代表取締役社長:山田力
所在地:東京都千代田区神田美土代町5-2 第2日成ビル5階
設立年月日:2011年4月
資本金:1億円