Age-Well Design Lab、2024年度の活動報告書を公開
株式会社AgeWellJapanが運営するAge-Well Design Labは、2024年度の活動と成果をまとめた「Annual Report 2024」を発表しました。この報告書では、「Age-Well Design」というテーマのもと、異なる世代や立場の人々が幸せに生きるための社会を探る様々な試みが詳述されています。
年度の総括
Annual Report 2024は、以下のような構成で行われています。
1.
ご挨拶:2024年の活動の概要と重要性を強調。
2.
特集:前野隆司教授(慶應義塾大学・武蔵野大学)による「Ageismのない幸せな世界」への提言が行われており、Age-Wellをデザインする考え方や、Age-Well Design Awardの重要性も紹介。
3.
レポート:シニアや事業者のインタビューを通じて“幸せに生きる”ためのヒントを各種ストーリーから探求。
4.
特別対談:神奈川県知事の黒岩祐治氏との対談により、神奈川県の「未病改善」に関する取り組みと、多世代共生社会の未来が探られています。
特集の内容
特集では、ウェルビーイング研究の権威である前野教授が、Ageism(年齢差別)を克服し、誰もが幸せに暮らせる社会を目指すためのさまざまなアイデアを提案しています。また、「Age-Well」の概念を具現化するための具体的な戦略も探ります。
企業との連携
報告書の中では、Age-Wellを実現するための企業の取り組みが具体例と共に紹介されています。たとえば、株式会社mairu techやDFree株式会社などがどのようにAge-Wellという観点から事業を展開しているかが示されています。
シニアの声を反映
また、「シニア傾聴インタビュー」を通して、実際のシニアたちの視点や体験に基づいたインタビュー結果も掲載。これにより、彼らが日々どのように幸せを追求しているのかが明らかになります。
未病改善と多世代共生
特別対談では、神奈川県の知事と果たす役割として、地域担当者や研究機関と共に「未病改善」の取り組みがどのように多世代共生社会の構築に寄与できるかを議論しました。このような努力は、今後のAge-Well社会の実現に向けて重要な役割を果たすと考えられています。
Age-Well Conference & Festival 2025の概要
次年度のイベント「Age-Well Conference & Festival 2025」の開催も決定しました。超高齢社会の現状を見据え、関連する多彩なセクターが参加し、新たな価値の創出を目指します。特に、「2025年問題」の影響を受ける年代にスポットを当て、老いをどのように可能性と捉えるかが焦点となります。
- - Conference:2025年9月16日に東京ミッドタウン八重洲にて開催。
- - Festival:2025年9月6-7日に二子玉川ライズで行われ、シニア世代とその家族が楽しめる様々な体験を提供します。
まとめ
Age-Well Design Labは、この報告書を通じて得た見識を活かし、官公庁や自治体、学術機関、企業などと連携しながら、未来志向の社会を共同で構築していきます。最先端のウェルビーイングやシニアに関する知見を持ち寄ることで、より良い社会の実現に貢献していくことでしょう。