高知SDCに太陽光発電
2025-04-24 10:44:28

三菱食品が高知SDCに太陽光発電設備を導入し環境貢献へ

三菱食品、高知SDCに太陽光発電施設を導入



三菱食品株式会社は、環境負荷の軽減に向けた新たな一歩として、高知県南国市にある高知SDC(特定小売業向け専用物流センター)に、アーバンエナジー株式会社が提供する太陽光発電設備を導入することを決めました。この取り組みは、2030年に向けたCO₂排出量削減の目標を掲げる三菱食品にとって、重要な節目の一つなのです。

太陽光発電PPAモデルの導入


この取り組みでは、アーバンエナジーが高知SDCの屋上に太陽光発電設備を設置し、発電した電力を三菱食品が自家消費します。余剰電力はアーバンエナジーにより市場で販売され、その結果得られる環境価値は非化石証書として三菱食品に還元されます。これにより、三菱食品は自社の環境負荷を削減しつつ、ステークホルダーたちとも環境への取り組みを共有できる仕組みを築くことができるのです。

導入する発電設備は、1,031.94kWのパネル容量を持ち、年間発電量は約1,275MWhを見込んでいます。これにより年間約559トンのCO₂削減を実現すると期待されています。稼働は2025年8月を予定しているとのことです。

持続可能な社会の実現に向けた三菱食品のビジョン


三菱食品グループは、企業理念に基づき、持続可能な社会への貢献を目指しています。特に「MS Vision 2030」として新たに掲げた経営計画では、サステナビリティに関する重点課題の同時解決を目指しており、2050年にカーボンニュートラルを達成するための具体的な数値目標を設定しています。これには、2030年までに2016年度比でCO₂排出量を60%削減することが含まれています。

省エネ機器の導入や再生可能エネルギーの活用を通じて、三菱食品は企業としての責任を果たし続ける姿勢を示しています。

高知SDCの役割


高知SDCは、三菱食品が自社保有する総合物流センターの一つであり、ここにて小売業向けの専用センターとして機能しています。この新しい太陽光発電設備の導入により、同センターは再生可能エネルギーの創出が可能になり、環境への寄与を一層強化することが期待されています。この取り組みは、他の物流センターにも波及し、サステナブルな物流のモデルケースとして活用されるでしょう。

アーバンエナジーのVision


アーバンエナジー株式会社は地域新電力事業を展開し、地域でのエネルギーの地産地消を推進しています。三菱食品の脱炭素化の取り組みをサポートすることで、アーバンエナジーは持続可能な社会の構築に寄与し続ける意向です。

このように、三菱食品とアーバンエナジーの協力により、企業のエネルギー利用のあり方が大きく変わりつつあります。持続可能な未来を見据えた新たな試みは、今後の展開にも注目です。

まとめ


三菱食品が高知SDCに導入した太陽光発電設備は、ただの設備投資ではありません。これは企業の持続可能性向上のための重要なステップであり、環境問題に対する真剣な取り組みを象徴するものです。このような取り組みが広がることで、さらなる企業や地域社会の持続可能な発展が期待できるでしょう。


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会社情報

会社名
三菱食品株式会社
住所
東京都文京区小石川1丁目1番1号文京ガーデン ゲートタワー
電話番号

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