株式会社マイクロアド(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長執行役員:渡辺健太郎)は、香港に本社を置くEternity X Marketing Technology Limited(以下「Eternity X」)と戦略的業務提携を締結し、日本の企業や自治体に向けて訪日中国人観光客向けのインバウンドプロモーション支援サービスを新たに開始します。この取り組みは、中国からの観光客をターゲットにしたマーケティング戦略を強化し、より効果的なプロモーションを実現するために設計されています。
Eternity Xが持つ多岐にわたるデータ、特にGDSデータ(航空券やホテルなどの予約データ)を活用し、訪日を決定している中国の旅行者や、すでに日本に滞在している中国人観光客に対して、特定の都道府県やタイミングに応じた広告を配信します。これにより、日本への旅行を計画している中国人と、実際に日本を訪れた旅行者という2つのカテゴリーに対して効果的なアプローチが可能になります。
2024年には訪日中国人観光客が約66万人に達する見込みで、訪日外国人が日本で消費する金額は、中国が最も多いとされています。これらの背景をもとに、マイクロアドとEternity Xは、台湾を超えて中国市場からの観光客誘致を加速させることを狙っています。
従来、広告主は旅行を計画する中国人を広く捉えたプロモーションしか行えなかったが、今後は訪問先を都道府県単位で特定し、細かいターゲティングが可能となります。マイクロアドは、中華圏におけるパートナーシップを通じて、訪日観光客向けの高精度なインバウンドマーケティングサービスを展開し、さらに日本でのブランド認知度を高める手助けをします。
Japan情報メディア「Japaholic China」は、この特訓化プロモーション支援の一環として機能します。訪日観光客に向けたタイアップ企画を実施し、商品の認知度を向上させることを目指します。Eternity Xが保有する9,600億件を超えるデータを駆使して、旅マエから旅ナカまでの幅広いアプローチを行い、日本旅行を夢見る中国人観光客へのアプローチをさらに強化します。
今後も両社は、共同で訪日中国人観光客向けのインバウンドプロモーションサービスを展開し、その商品力を強化していく予定です。また、「X Travelers(クロス トラベラーズ)」という新たな商品シリーズを打ち出し、2社の知見を活かした新しいマーケティング手法を提供します。
Eternity Xの提供元データは、航空券、宿泊、レンタカーに至るまでの旅行に関連したプロバイダーとの連携を通じて収集されており、高精度なターゲティング広告配信を実現しています。この提携により、広告主は旅行計画の初期段階から有効にプロモーションを実施し、顧客の事情に寄り添ったマーケティングを行うことが可能となります。広告配信は、中国で日常的に使用されるスマートフォンアプリのオープンスクリーン枠において行われるため、より多くの対象者にリーチしやすくなります。
さらに、訪日旅行を確定した中国人への訴求として、商業施設や高価格帯コスメなどをプロモーションする際、関連データを活用し、訴求内容を一層洗練させることが期待されています。これにより、効果的な来場誘導や販売促進を実現し、旅行と共にビジネスの活性化に寄与するでしょう。
今後もこの提携を通じて、訪日観光への期待が高まる中、中国人観光客の認知度向上と日本市場への誘引を狙います。日本の魅力を最大限に引き出し、中国からの訪問客を迎えるための新しい試みが展開されます。