能勢電鉄、精神障がい者向け運賃割引を実施予定
能勢電鉄株式会社(本社:兵庫県川西市、代表取締役社長:西中哲郎)は、2025年1月より精神障がいを持つ方々に対し、運賃割引を導入することを発表しました。これは、すべての人が利用しやすい公共交通機関の実現を目指す取り組みの一環です。
導入の背景
近年、公共交通機関のバリアフリー化が進む中、精神障がい者への配慮が求められています。能勢電鉄は、このニーズに応える形で割引制度の実施を決定しました。これにより、利用者の方々がより安心して鉄道を利用できるようになることが期待されます。
割引の詳細
新たに導入される運賃割引の対象路線は、能勢電鉄全線です。割引の受けられる条件には、以下のポイントがあります。
1.
対象者:精神障害者保健福祉手帳をお持ちのご本人とその介護者。
2.
割引内容:10円未満の端数は切り上げ、1km未満の端数は1kmに切り上げて計算。12歳未満のご本人には介護者のみに割引が適用されます。
3.
定期券の対象:介護者が割引を受けられるのは通勤定期乗車券のみです。
4.
同時購入の必要:割引を受けるためには、ご本人と介護者が同一の種類・乗車区間・有効期間の運賃を同時に購入し、同じ列車に乗車する必要があります。
- 1人のご本人に対し、1人の介護者が割引対象ですが、車椅子をご利用の場合は介護者が2名まで割引を受けられます。
乗車券の発売場所
運賃割引の乗車券は能勢電鉄各駅の自動券売機で購入可能です。また、定期券は定期券発売所にて販売されます。券売機や窓口での購入時には、精神障害者保健福祉手帳の等級記載を確認されるため、忘れずに提示する必要があります。手帳は紙様式やカード様式に加え、ミライロ社のアプリ「ミライロID」を使用した確認も可能です。
乗車にあたっての注意点
割引を受けた乗車券でご乗車される際には、精神障害者保健福祉手帳を持参しなければなりません。もし鉄道係員から提示を求められた場合は、手帳を見せる必要があります。
まとめ
能勢電鉄のこの取り組みは、多くの人々が快適に移動できる社会を目指す一歩として、非常に意義深いものです。大切な利用者の皆様がより気軽に旅を楽しめるよう、今後もサービスの向上に努めてまいります。この件に関する問い合わせは、能勢電鉄の鉄道事業部までお気軽にご連絡ください。詳細については
こちらをご覧ください。