国内初の「CloudStack」公式SIerによるクラウドサービスの展開
クリエーションラインが、国内初の「Cloud.com公式SIer」として、CloudStackを用いたプライベートおよびハイブリッドクラウドのサービスをスタートしました。この重要な一歩により、企業は迅速にクラウド環境を構築できるようになり、業務効率を劇的に向上させることが期待されます。
CloudStackの魅力
CloudStackは、Cloud.com社が開発したプライベートおよびパブリッククラウド用基盤ソフトウェアです。高い拡張性と信頼性を持ち、XenServerやVMware vSphere、KVMなど多種多様なHyperVisorをサポートしています。このため、既存のインフラストラクチャとスムーズに連携可能で、企業は新たなクラウド環境を導入しやすくなります。ユーザーは直感的に操作できるGUIを通じて、仮想マシンの管理やロードバランサーの設定などを行うことができるため、専門知識がなくとも簡単に利用できます。
サポート体制の強化
クリエーションラインは、CloudStackのサービス提供開始とともに、24時間365日有人サポートを実施することを発表しました。この体制により、企業は高いサポートレベルを求めるニーズにもイージーに応えることができ、安心してクラウド環境を利用できるようになります。プライベート/ハイブリッドクラウドの実装が迅速に行えることから、特に業務上の要求が高い企業にとって極めて有用です。
グローバルな実績
既に海外では、Tata CommunicationsのInstaComputeやKorea Telecomなど、多くの事業者がCloudStackを導入しています。この成功を受けて、日本国内での導入も進むことが見込まれています。Cloud.comの副社長、Shannon Williams氏は、「日本市場はCloud.comにとって非常に重要」と述べ、クリエーションラインの技術力とノウハウに期待を寄せています。
各エディションの特長
クリエーションラインは、CloudStackを用いて「CloudStack Enterprise Edition」と「CloudStack Service Provider Edition」の2つのエディションを提供します。
CloudStack Enterprise Edition
- - ユーザビリティ向上のためのリッチなGUI
- - LoadBalancerやPortForwarding機能の標準搭載
- - 大規模構成に対応したアーキテクチャ
- - クラウド管理ツールとの統合が容易
CloudStack Service Provider Edition
- - 既存インフラとの認証統合が可能
- - 課金管理機能を統合
- - ユーザ用ポータルやアカウント管理機能の提供
これらのエディションは、企業やサービス提供者のさまざまなニーズを満たすことを目指しています。
今後の展開
クリエーションラインは、今後もCloudStackを含む多くのクラウド基盤ソフトウェアの導入を進め、企業や団体に対してプライベートおよびパブリッククラウド環境を提供していく方針です。また、「CloudStack Community Edition」に関する調査報告書も公開したことで、多くのユーザーがその有用性を実感できるよう努めています。
企業情報
- - Cloud.com社(本社:カリフォルニア州クパチーノ)
- - 雲屋株式会社(本社:東京港区、代表取締役:新藤洋介)
- - クリエーションライン株式会社(設立:2006年1月、クラウドインテグレーション事業に特化)
この取り組みにより、今後の日本市場におけるCloudStackの導入はさらに加速することでしょう。