全国のコミュニティFM局を一堂に紹介する「ロカラジ」
一般社団法人夢ラジオが、新たなウェブポータル「ロカラジ」を2022年2月13日にリリースしました。このサイトは、全国337局のコミュニティFMを一挙に紹介し、地域社会とのつながりを促進することを目的としています。コロナ禍における音声メディアの需要増加を背景に、地域のラジオ局の重要性が再認識されている中、この取り組みは特に意義深いものとなっています。
なぜ「ロカラジ」が必要なのか?
2021年、阪神大震災をきっかけに開局した大阪のラジオ局が財政難により閉局を余儀なくされました。このニュースは、コミュニティFMの存続が危ぶまれている現実を突きつけます。しかし、多くの局が「市民のため」「災害時の情報発信のため」に放送を続けています。こうした背景から、地域のFM局を知ることによって、住民が災害時に必要な情報を得る手助けができると考えられています。
そこで、全国のコミュニティFMを紹介する「ロカラジ」を設立することは、地域の重要性を再認識する絶好の機会となります。
クラウドファンディングによる支援
「ロカラジ」の実現に向け、クラウドファンディングが活用されています。資金はサイト制作費や広報費として120万円を目指しています。このプロジェクトのサポートは、地域のFM局への理解を深め、リスナーを増やすことにつながります。興味のある方は、
こちらのクラウドファンディングサイトから支援できます。
「ロカラジ」が果たす役割
このポータルサイトを活用することで、利用者は自身の住んでいる地域や、ゆかりのある地域のコミュニティFM局の情報を得られます。また、地域住民の交流を促進し、災害時にはFM局が発信する「地域の災害情報」を迅速に受け取れる環境を築くことが期待されています。これにより、地域の絆が深まり、必要な情報が的確に伝わることが目指されています。
今後の計画
「ロカラジ」のリリースまでのスケジュールも明確にされており、クラウドファンディングは2022年12月22日より開始される予定です。そして2022年2月13日には、世界ラジオデーに合わせてサイトがオープンします。これにより、多くの人々が地域のFM局に触れる機会が増え、さらに利用促進が期待されます。
一般社団法人夢ラジオの取り組み
このサイトを運営する一般社団法人夢ラジオは、全国のママたちと共にラジオ番組を制作する団体です。「ママ夢ラジオ」というプログラムは、専業主婦の「ラジオ番組を作りたい」という夢から始まっています。リアルな体験を基にした番組作りを通じて、地域の重要性やコミュニティの絆を伝えることを目指しています。これからも多くの地域FM局との連携を深めながら、さらなる成長を期待される「ロカラジ」に注目です。