全国初!静岡県小学生バス無料デーの実施
静岡県では、全国初となる全小学生を対象にしたバス無料デーを実施することが決まりました。これは地域の公共交通を守るための新たな試みであり、地域住民や子供たちにバスの重要性を考えてもらうきっかけになることを目指しています。
バス無料デーの概要
このバス無料デーは、令和6年12月7日(土)から8日(日)までの2日間にわたって行われます。対象となる路線は県内の乗合バス事業者が運行するバスや市町自主運行バスです。ただし、一部の路線(高速バスや土日運休の路線など)は対象外となりますので、利用者は事前に静岡県バス協会のホームページで確認する必要があります。
詳細な情報は、
こちらのリンクから確認できます。
バス利用促進の背景
公共交通機関の利用は近年減少傾向にあり、特にコロナ禍以降その傾向が顕著になっています。多くの人々がそれまでのように公共交通機関を使用しなくなり、利用者数は8割から9割と大幅に減退しています。この問題はバス運転士の高齢化や労働時間の厳正化に繋がり、バス運転士が不足する深刻な状況を引き起こしています。
このような背景から、バスの利便性を再認識し、小学生に公共交通機関を利用する機会を提供することが求められています。そこで、官民が一体となって、子供たちがバスに乗る経験を促進する取り組みが始まったのです。
実施目的
この特別デーにはいくつかの意義があります。まず、小学生や地域の住民がバスに乗ることで、公共交通の必要性を再考することが期待されています。また、子供たちにとってバスやバスの運転手が身近な存在となることで、将来的に公共交通機関に対する興味や関心を高める狙いもあります。
さらに、バスを利用することで環境負担の軽減や地域の温暖化防止についても意識を高めることが目的です。
主催者と協力者
この取り組みは「ハッピーライドin静岡プロジェクト実行委員会」の主催によって行われ、国、県、市町や静岡県バス協会などが協力しています。また、参加するバス事業者も多く、しずてつジャストライン、遠州鉄道、東海バスをはじめとした12社が名を連ねています。
このように、多くの関係者が連携して、明るい未来の交通環境を作るための歩みを進めています。
結論
静岡県での小学生バス無料デーは、地域の公共交通を支えるための画期的なチャレンジです。この機会にぜひ多くの小学生がバスに乗り、その大切さを感じてもらいたいですね。来る12月の行事を通じて、静岡県が持つ公共交通の利便性を再発見してほしいです。