新たなエンドポイント対策
2020-02-13 14:00:49
ネットブレインズとエフセキュアが協業、エンドポイントマネジメントサービスを開始
近年、サイバーセキュリティの脅威はますます高度化し、特に「Emotet」などの標的型攻撃やファイルレス攻撃が企業に対して深刻な影響を及ぼしています。これらの脅威に対応するために、従来の防御中心の対策から、感染時の迅速な検知と対応が求められるようになってきました。それを受けて、ネットブレインズとエフセキュアが共同で新たなエンドポイントマネジメントサービスの提供を発表しました。このサービスは、特に中小中堅企業を対象にしており、簡単に導入できることが強みです。
サービスの大きな特徴は、「脅威防御」「感染検知」「運用/対策」をワンストップで提供することです。これにより、企業は異なる製品をバラバラに導入する手間や複雑さを解消できます。具体的には、エフセキュアの「F-Secure Protection Service for Business」と「F-Secure Rapid Detection & Response」、そしてネットブレインズのマネジメントサービスが一体となり、包括的なセキュリティ対策を実現します。
サービスの概要
新しいマネジメントサービスは、各企業のセキュリティニーズをヒアリングを通じて理解し、最適な予防措置を講じることから始まります。具体的には、アプリケーションのバージョン管理やデバイス制御、ファイアウォールポリシーの適用などが含まれています。監視機能としては、システム稼働のモニタリング、インシデント発生の通知、感染端末の自動隔離などが用意されており、迅速な対応を可能にしています。また、感染原因解析も提供され、Broad Context Detectionによる相関分析が行われます。
中小企業への特化
特に中小中堅企業に向けて設計されたこのサービスは、10名から500名規模の企業を対象としており、それに見合った仕様や費用感での提供が行われます。導入の際のコスト負担を軽減しつつ、高度なセキュリティ対策を利用可能にすることを目指しています。
提携の背景
エフセキュアのアジアパシフィック地域担当バイスプレジデントのキース・マーティン氏は、今回の協業を喜び、サイバー攻撃がますます進化する中での防御のみならず、検知と対応の重要性について強調しています。この協業は、日本市場におけるエフセキュアの強いコミットメントを表すものとも言えるでしょう。
ネットブレインズの取り組み
ネットブレインズは、1995年の創業以来、ITインフラやセキュリティに関するサービスを提供し続けてきました。特に中小企業向けのITアウトソーシングサービス(NBCSS)は90%以上の継続率を誇り、顧客からの高い満足度を得ています。さらに、テレワークや業務効率化に関するコンサルティングも行っており、顧客の働き方改革にも貢献しています。
このように、ネットブレインズとエフセキュアの新たなサービスは、中小企業が直面するサイバーセキュリティの課題を解決するための重要な一歩となるでしょう。今後の展開に大いに期待が寄せられています。
会社情報
- 会社名
-
株式会社ネットブレインズ
- 住所
- 東京都中央区明石町6-22築地ニッコンビル4F
- 電話番号
-
03-5550-6363