地域と事業を結ぶ
2025-06-12 15:22:48

地域と事業を結ぶ新たな試み。TRANBIとカヤックが提携

新たな事業承継の形を提案するTRANBIとカヤックの提携



最近、事業承継と地域活性化の新たな試みとして、株式会社トランビが運営する事業承継・M&Aマッチングプラットフォーム「TRANBI」と、株式会社カヤックが提供する「スマウト」が業務提携を結びました。これにより、後継者を探している地域の中小企業や商店と、地域での生活を希望する移住希望者とのマッチングがより効率的になることが期待されています。この提携は、企業や商店の歴史と情熱を新たな担い手に引き継ぐ「“エモい”事業承継」をコンセプトに掲げています。

提携の背景と目的


2025年には日本の総人口の約5人に1人が75歳以上となる「2025年問題」が顕在化します。この問題は特に地方において深刻であり、実際、中小企業の約99%がこの地域に存在し、その中で後継者不足が各地で浮き彫りになっています。具体的には、2023年時点で中小企業の半数が後継者不在の状態にあり、また2024年には全国で多くの企業が廃業に追い込まれています。

TRANBIは、これまでに累計20万人以上の会員を有し、事業承継のマッチングを通じてこの問題に取り組んできました。一方で、カヤックが運営するスマウトは、地域に根ざした人たちと外部の人々を結ぶプラットフォームとして2018年から活動しており、地域で働きたい、暮らしたいという想いを持つ人たちに対して様々な機会を提供しています。今回の提携では、両者の知見とネットワークを融合させ、地域のニーズに応える新たな事業承継の形を創り出すことが目指されています。

具体的な取り組み


業務提携の具体的な取り組みとして、まず「スマウト」内に特設ページを設け、全国の事業承継案件を紹介することが予定されています。このページでは、事業承継について初めて触れる方向けの用語集やFAQなども掲載され、一般の方でもアクセスしやすい形式にすることが検討されています。

例えば、「古狸庵」や「房総半島の絶品海鮮料理店」などの具体的な事例も紹介され、そこに込められた思いや伝統を元に、後継者を募集する内容が発信されます。また、事業承継だけにとどまらず、地域での体験を支援することにも力を入れ、地域の暮らしを実際に知ってもらう場を創出するとしています。

加えて、リアルイベントを開催し、事業承継についての理解を深める「入門講座」も行われます。これにより、参加者は地域での事業承継の可能性を学び、実際の経験談に触れることができます。地域に眠る「想いある事業」を引き継ぐために必要な具体的知識やノウハウを提供し、次世代への事業継承をサポートするものです。

企業の声


カヤック「スマウト」事業責任者の宮本早織氏は、「この提携を通じて、地域に根ざした事業承継の選択肢を増やし、持続可能な地域の未来を作っていきたい」と意気込みを語ります。トランビの鈴木涼子氏は、「地方の事業者と都心部の利用者をつなぐことで、新しい可能性を提供できる」と述べ、これからの展望を語っています。

両者の専門性を活かし、事業承継を通じて地域の活性化に寄与するこの取り組み。この「“エモい”事業承継」が、地域と企業の未来をつなぐ架け橋となることを期待せずにはいられません。


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会社情報

会社名
株式会社トランビ
住所
東京都港区新橋5-14-4新倉ビル6F
電話番号
03-6555-2341

関連リンク

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