リノベーション受賞プロジェクト
2024-12-13 19:11:46

TOOLBOXが受賞したリノベーション・オブ・ザ・イヤー2024の新しい挑戦とは

株式会社TOOLBOXが受賞したリノベーション・オブ・ザ・イヤー2024



株式会社TOOLBOXが「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2024」で総合グランプリを受賞しました。受賞作品は「studyroom#1」で、既存の内装を活かして再構築する革新的なプロジェクトです。特に、築57年のメゾネット住戸において「既存を活かす」ことをテーマにした点が評価されました。

プロジェクトの特徴


このプロジェクトは、リノベーションによる新たな可能性を追求した結果、従来のスケルトンリノベーションとは異なるアプローチが用いられました。具体的には、既存の内装を極力残しながらも、新たな空間として再構築しています。そのため、解体による廃棄物や再制作費用を軽減し、持続可能な循環型社会を目指す「サーキュラー・エコノミー」の概念にも賛同した取り組みです。

リノベーションの過程と成果


『studyroom#1』は、ツールボックス工事班による実験的なリノベーションで、内装の加工技術や建材の研究開発を目的として行われました。間取りは大きく変えず、以下のようなポイントでリメイクされています:
1. キッチンのリメイク - I型キッチンをL型に変更し、機能性を向上させます。
2. フローリングの再利用 - 既存のフローリングをタイル風に塗装し、新たな表層に仕上げました。
3. 間柱の再利用 - 仕切り壁の間柱をなくさず、棚として活用しつつ視線の抜けを実現しました。

このように、単に新しいものを入れるのではなく、既存素材を再利用することで新たな価値を生み出しています。

審査員の評価


リノベーション・オブ・ザ・イヤーの審査員たちは、TOOLBOXのアプローチを高く評価しました。審査員の一人である島原万丈氏は、「特異な解法でありながら、次世代の一般解となり得るものである」と述べています。さらに、同氏は循環型経済のコンセプトにしっかりと根ざし、新しいデザインと既存の実際の活用が共存する点を指摘しました。また、他の審査員もリノベーションの本来の目的である「文化や地域性の尊重」について言及し、リノベーションの原点に立ち戻る必要があると述べました。

今後の展望


『studyroom#1』の成功を受けて、TOOLBOXは今後も続編プロジェクトを計画しています。リノベーションの多様な可能性を探求し続け、社会のニーズに応えた実施を行う意向を示しているのです。

このプロジェクトは、今後のリノベーションの在り方を考えさせられる重要な事例です。更なる詳細は、TOOLBOXの公式ウェブサイトやInstagramアカウントで公開されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。


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会社情報

会社名
株式会社TOOLBOX
住所
東京都新宿区下落合3-14-16
電話番号
03-6706-4845

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