PFUブルーキャッツ石川かほく、地域経済活性化に向けた新たな取り組み
PFUブルーキャッツ石川かほくが新たな一歩を踏み出しました。2025年7月11日にホテル日航金沢で行われた会見にて、同チームは東京都のICT企業「株式会社ミラボ」とスポンサー契約を締結したことを発表しました。この契約に基づき、ブルーキャッツは新たに「事業パートナー」として、地域経済活性化に向けたオリジナル電子通貨「(仮称)BlueCats Point」の共同開発を進めています。
この取り組みは、地域への貢献を掲げるクラブの使命に基づいており、ミラボの豊富な知識やノウハウを活用し、地域に応援が循環する仕組みを模索しています。電子通貨の導入は、ホームゲーム会場や地元の飲食店や商業施設での利用を見込んでおり、地域経済のさらなる振興に寄与すると期待されています。
「(仮称)BlueCats Point」の魅力
「(仮称)BlueCats Point」は、ファンの応援を形にするためのポイントシステムで、観戦やグッズ購入などの行動に対してポイントが付与されます。これにより、地域店舗での使用も可能になり、「地域に応援が循環する」仕組みを構築することを目指しています。
ポイントの累積には現金チャージだけでなく、具体的な応援行動が反映されるため、ファンと地域が一体となる新たなコミュニケーションの創出にもつながります。このシステムは、地域住民や観光客など、幅広い層に影響を与えることを意図しており、利用者の期待に応える形での設計が進んでいます。
目指す未来への一歩
PFUブルーキャッツ石川かほくの代表、蓮池学氏は「ミラボ」とのパートナーシップを契機に、このプロジェクトが一般社会とクラブを結びつける重要なモデルになることを願っています。地域に根差したクラブ作りを推進し、地域経済の活性化に寄与することこそが、クラブの存在意義であると考えています。
同社の谷川一也代表取締役も、約12年にわたり官公庁や自治体との連携の中で培ったノウハウを活かし、「スポーツ」と「デジタル」の力で新しい地域コミュニケーションを生み出すことに意欲を示しています。この新たな取り組みは、消費行動を超えて地域意識の醸成にも寄与し、ファンと地域の絆を深めるものとなるでしょう。
実現に向けたこだわり
地域の活性化を目指し「(仮称)BlueCats Point」の導入は2025年内を予定しており、まずはホームゲーム会場からスタートします。今後は地域店舗やサービスへの展開をも視野に入れ、段階的に進めていくとのこと。新たな電子通貨が地域経済にどのような影響を与えるのか、多くの方が注目することでしょう。
PFUブルーキャッツ石川かほくと株式会社ミラボの新たな取り組みは、地域とスポーツを一体となった未来のモデルケースとして、他の地域にも広がることを期待されています。私たちファンも、この進化を見守り、応援し続けることで地域の発展に寄与したいものです。