2027年に予定されている国際園芸博覧会(GREEN×EXPO 2027)の一環として、横浜市にて「人・自然・生命」シンポジウムが開催されることが発表されました。このシンポジウムは、自然と人間の共生について再考し、新たな幸せへの道筋を模索することを目的としています。
シンポジウムの意義
このシンポジウムは1990年に行われた「国際花と緑の博覧会」の理念を引き継ぎ、自然と人間の関係性を深めることを志しています。昨今のパンデミックによる影響で、多くの人々が自然を求め公園に足を運ぶようになりました。緑や花に囲まれた環境が心身に与える影響を再確認することが必要とされている今、シンポジウムの開催はますます重要性を増しています。
イベントの概要
第1回シンポジウムの詳細は以下の通りです。
- - 開催日時: 2025年3月10日(月)13:00~15:30予定
- - 会場: 横浜市開港記念会館 講堂
- - テーマ: 「人にとって緑とは何か、なぜ花を愛でるのか」
タイトルに掲げられたテーマは、私たちがなぜ自然を求めるのか、また花を愛おしく思うのかといった根源的な問いを掘り下げる内容です。基調講演では、コスモス国際賞受賞者であり、生物学者の岩槻邦男氏が登壇。続いて、多様な分野の専門家やパネリストによるディスカッションが行われます。
プログラム詳細
基調講演の後には、パネルディスカッションが実施される予定です。コーディネーターにはGREEN×EXPOラボのチェアパーソン、涌井史郎氏が務めます。パネリストとして、パーク・コーポレーションの井上英明氏、法政大学元総長の田中優子氏、農業技術研究機関の望月寛子氏、そして染織家の吉岡更紗氏が参加し、多角的な視点から花と緑の意義について議論します。
参加方法
シンポジウムの参加は無料で、事前登録が必要です。定員は250名であり、事前登録が締め切られる前にお申し込みをお勧めします。参加希望者は、公益財団法人国際花と緑の博覧会記念協会のウェブサイトにアクセスし、申込フォームを利用してください。
このシンポジウムは、2027年の国際園芸博覧会に向けた機運を高める重要なステップとなるでしょう。人々が再び自然と触れ合い、心豊かな暮らしを取り戻すためのきっかけにしたいものです。これからの未来を共に考える場として、多くの参加者の来場を期待しています。