アートで備えを楽しく!『sonae 備絵』が防災の意識を高める
災害時の備えを美しく楽しく
東京都台東区で新しいタイプの防災トイレ『sonae 備絵』が登場しました。これは、アートと実用性を兼ね備えたアイテムで、普段はインテリアとして楽しむことができ、いざという時に役立つ防災トイレキットが収納されています。このアイテムは、台東区社会福祉協議会や障害福祉施設と連携し、地域のアーティストが手がけた作品で構成されています。
アートと防災の融合
『sonae 備絵』は、普段はお気に入りのインテリアアートとして飾っていただける絵画のフレームに30回分の「災害時トイレキット」をスリムに収めたものです。2023年9月に販売開始された同商品のコンセプトは、「いざという時の備え」と「アートの楽しさを両立する」こと。災害が発生した際に必要な防災インフラの整備と、アートに触れることで心の癒しを得ることを目指しています。
ひとつの作品が持つ意義
このコラボレーションプロジェクトは、関東大震災から100年を迎える節目となる2023年9月に発表された「Reborn」というテーマのもと、災害からの復興の希望をアートで表現しています。その後も様々なアーティストの作品が「LOVE」や「heart」などのテーマで展開されてきました。新しい作品では、各福祉施設の特性や思いを反映したデザインが施されており、これらの売上の一部は福祉施設の収入となります。
価格と購入方法
『sonae 備絵』は2024年8月16日より販売開始、価格は36,300円(税込)と14,850円(税込)のスリムモデルが用意されています。詳細情報や購入は公式サイト(https://sonae-art.com/)で確認できます。
近年、災害大国と呼ばれる日本で、いざという時に備えるための意識が高まっています。ただし、ドリームホールディングスが行った調査によれば、約80%の人が簡易トイレの備えをしていないという結果が出ています。この「sonae 備絵」は、日常生活の中で防災意識を高めるための一つの手段として、大いに役立つことでしょう。
コミュニティとのつながり
『sonae 備絵』の魅力は、美しいアートだけではありません。地域の障害福祉施設とのコラボレーションにより、アートを通じて地域の方々がつながる機会を提供しています。この取り組みを通じて、アートを楽しむだけでなく、社会貢献としての側面も持つ製品の提供が目指されています。これからの時代にふさわしい新しい防災の形が、アートとしての美しさと実用性を兼ね備えて、多くの人々に広がっていくことを願っています。