五月病の実態調査から知る心身の不調とその対策
五月病とは、主に新年度の始まりやゴールデンウィーク明けに心身の不調を感じる状態を指します。近年、クラシエ薬品が実施した実態調査により、実は様々な要因が五月病に影響を及ぼしていることが分かりました。
調査結果から見えてきた五月病の実態
調査において、20代から50代までの男女400名を対象にした結果、約28.5%の人が過去に五月病を経験していることが明らかとなりました。さらに、五月病を経験した人のうち、75.8%が日常生活や仕事において「支障があった」と感じています。このことから、五月病は単なる心の不調に留まらず、生活全体に影響を及ぼすおそれがあることがうかがえます。
新生活のストレスだけではない!多様な要因
五月病は通常、新しい環境への適応が原因と考えられがちですが、実際には多くの人が「特別な環境変化はなかった」と回答しています。特に全体の34.8%が明確な変化がなかったとし、これは男女別に見ると、女性の方がその傾向が強いことが分かりました。新生活へのストレスだけが原因ではなく、日頃の生活や仕事の忙しさが五月病を引き起こす一因として考えられます。
ライフステージによる影響
興味深いのは、五月病の影響を受ける要因が年齢や性別によって異なる点です。男性の場合、主に「仕事の環境」が影響を及ぼす一方で、女性は「仕事環境」と「家庭環境」の両方が影響を与える傾向があります。特に30代から50代の責任世代は、これらの環境変化による影響を大きく受けるため、注意が必要です。
不調の具体的な症状
調査において特に多かった症状は「やる気の減退」が59.0%、続いて「疲れやすさ」が44.8%、そして「気分の落ち込み」が43.8%と報告されています。これらの症状は、漢方的な視点から見ると「気」の不足が重要な要因であると考えられています。早めに症状を認識し、適切な対策を講じることが健康を守るカギとなります。
漢方に基づく五月病対策
五月病に効果的なセルフケアには、良質な睡眠、規則正しい生活、リラックス時間の確保が求められます。また、具体的なケアとしては、深呼吸や瞑想、ツボ押し、ジャーナリングなどが挙げられます。
深呼吸の方法
1. 背筋を正し、椅子に座ります。
2. お腹に手を当てて、鼻から息を吸い込みます。
3. 口からゆっくり吐き出します。
4. これを1分に5回程度繰り返します。
瞑想のやり方
1. リラックスした姿勢で座り、目を閉じます。
2. 呼吸に意識を集中させます。
3. 考え事が浮かんだら、再度呼吸に意識を戻します。
4. おおよそ5~10分行います。
クラシエ薬品が推奨する漢方薬
五月病に効果的な漢方薬として「柴胡加竜骨牡蛎湯」や「半夏厚朴湯」が推奨されています。いずれも心身の不調を和らげる助けとなる漢方薬であり、病院で異常が見つからない不調に苦しむ人にも効果が期待できます。
クラシエ薬品は、漢方を基にした健康をサポートすることを目的とし、長年の経験を生かして様々な医薬品を提供しています。これを機に、五月病の理解を深め、適切な対策を講じて、心身の健康を保ちましょう。