愛知県が次世代のスタートアップをサポートするコンテストを実施
愛知県が運営を委託した株式会社eiiconは、次世代ユニコーンの創出を目指すビジネスプランコンテスト『AICHI NEXT UNICORN LEAGUE』を開催しました。このコンテストでは、愛知県及びその周辺地域の優れたスタートアップ企業を発掘し、支援することを目的としています。
2025年12月から始まったビジネスプランの募集は、地域のイノベーションを促進し、新しい価値を生み出すための重要なステップと位置付けられています。このコンテストの特徴は、厳正な審査を通過したファイナリスト同士が競い合うピッチイベントであり、総額1,000万円の賞金の行方が注目されました。
殊勲のスタートアップたち
2026年2月18日に東京のイノベーション拠点「Tokyo Innovation Base」で行われた最終審査会には、厳選された10社が登壇し、自らのビジネスプランを披露しました。審査員は「ソリューション」「市場性・ビジネスモデル」「インパクト」「賞金による事業成長性」「愛知県へのコミット」という5つの評価軸に基づき、各プランを評価しました。
優勝:小型ロボットによる農業の持続可能性
優勝に輝いたのは、株式会社FieldWorksの『小型ロボットで日本の農業を持続可能に』というプランです。代表取締役の山岸開氏は、農業人口の減少問題を解決するために小型の農業ロボットを開発し、キャベツ畑など狭い場所でも活躍できるという革新的なアプローチを提案しました。彼のプランは、特に高齢化が進む日本での持続可能な農業の確立に寄与するものとして高く評価されました。
2位:AIインバウンド担当で訪日外国人をサポート
2位には株式会社ikuraの『訪日外国人と国内事業者を繋ぐAIインバウンド担当』が選ばれました。このプランは、AIを利用して外国人観光客と国内事業者の橋渡しを行い、多言語での自動接客を実現するというものです。インバウンド需要の高まりに対応する新しいビジネスモデルとして注目されています。
3位:植物内生菌を活用した新たな事業モデル
3位には株式会社エンドファイトの『植物内生菌によるグリーン産業共創エコシステム』が選ばれました。この技術は、『DSE』という植物内生菌を利用して植物のストレス耐性を高め、さらには栄養成分を向上させるというもので、サステイナブルな農業の推進に寄与しています。
地域のつながりを重視した取り組み
愛知県の経済産業局顧問、柴山政明氏は開会の挨拶の中で、スタートアップ同士のネットワークを構築し、東京都との連携を進めることで、地域を越えたイノベーションを生み出していく方針を示しました。今後、受賞者と地域の事業者が連携し、さらなる事業成長を目指すことが期待されています。
AICHI NEXT UNICORN LEAGUEの意義
このように、AICHI NEXT UNICORN LEAGUEは単なるコンペティションにとどまらず、地域のイノベーションエコシステムの中心的な役割を果たしていると言えます。スタートアップ企業への支援を通じて、愛知県がテクノロジーとビジネスの最前線で新しい可能性を広げていくことが期待されます。
次回のシーズンも楽しみですね。