世界一のクリスマスツリー
2017-10-04 12:00:34
神戸港で挑む「世界一のクリスマスツリー」プロジェクトの魅力
神戸港で始動!世界一のクリスマスツリープロジェクトの魅力
2017年12月、神戸港で「めざせ!世界一のクリスマスツリープロジェクト」が始まりました。このプロジェクトは、開港150年を迎えた神戸が根底に抱える復興の想いを形にしたものです。
イベントの背景と目的
このプロジェクトは、阪神・淡路大震災の教訓を活かし、毎年300万人以上が訪れる「神戸ルミナリエ」と連携して行われます。目的は、復興と再生のシンボルとして、「あすなろの巨木」を利用し、日本国内外に希望のメッセージを届けることです。これにより、神戸のみならず東日本大震災や熊本地震の被災地への鎮魂の思いも込められています。
あすなろの木とは
今回のプロジェクトの中心となるのは、富山県氷見市で見つかった推定樹齢150年の「あすなろの木」です。この木は、全長約30メートル、推定重量は40トンもあり、常緑針葉樹としては非常に珍しい存在です。「落ちこぼれの木」とも称され、あまり目立たない存在でしたが、今や復興と希望の光を放つ木として注目を集めています。
樹木輸送の挑戦
特筆すべきは、この木の輸送のスケールです。1000キロメートルを超える海上移送を経て、神戸港へと運ばれます。樹齢150年の木が、現代の技術と人々の協力のもと、神戸のシンボルの一部として立つ姿は圧巻です。開港150年を祝う意味も込めて、メリケンパークで屋外展示されることになります。
環境に配慮したイルミネーション
このプロジェクトでは、エネルギーを最小限に抑える工夫もしっかりとされています。自然の風を利用し、オーナメントには参加者のメッセージが刻まれます。これにより、来場者は自分の夢や希望を共に作り上げる体験ができ、約1か月の間に100万人もの人々が訪れることを目指しています。
プロジェクトの意義
プロジェクトを進める「めざせ!世界一のクリスマスツリー実行委員会」は、あすなろの木を通じて、復興というテーマを再認識させると共に、地元住民や訪れる人々が夢や希望を持てるよう活動しています。まさに、地震からの復興都市神戸が、今後も世界に向けて明るいメッセージを発信するための重要な符号となるのです。
参加する意義と楽しみ
このプロジェクトは単なる観光イベントではなく、日本中の希望や回復の象徴として意義あるものです。希望の象徴となる「あすなろの木」の前で新たな夢を抱くことができ、来場者にとって特別な時間を提供します。大人も子供も、各自が自分の物語を関わらせ、特にこの木が持つ背景を感じることができる貴重な経験が待っています。
まとめ
「世界一のクリスマスツリー」として名を馳せるあすなろの木。このプロジェクトはただの木を飾るものではなく、神戸とその周辺地域の復興、未来へのメッセージ、そしてそれを体感する人々の感情を結びつけるものです。ぜひ、この感動的な瞬間を共に見届けたいですね。
会社情報
- 会社名
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そら植物園株式会社
- 住所
- 大阪府池田市古江町
- 電話番号
-
072-752-3201