日豪観光交流促進協議、パースで成功裏に開催
2026年2月6日、西オーストラリア州のパースで「第11回日豪観光交流促進協議」が開催されました。この会議はオーストラリア政府観光局(TA)、西オーストラリア州政府観光局、外務貿易省(DFAT)、貿易投資促進庁(オーストレード)、内務省などの協力を得て実施されました。また、今年は日豪友好協力基本条約が署名されてから50周年という節目の年でもあり、両国の関係が持つ重要性が再認識されました。
この協議は、観光分野における相互理解を深め、主な機会や課題を議論する場として、2~3年ごとに行われています。前回は2023年に日本の長野県で開催され、今回のパースでの会議は「食体験」を主要テーマとして設定されました。会議には西オーストラリア州観光大臣リース・ウィットビー氏、日本から観光庁の国際観光部長中野岳史氏を含む多くのリーダーが参加しました。
会議においては、日豪間の観光交流が活発に進展し、昨年10月時点で145万人以上の相互往来が確認されるなど、両国の関係が経済的・文化的に重要なものとなっていることが話し合われました。訪日したオーストラリア人は約104万7,000人、訪豪した日本人は約40万9,500人に達し、この数字が日豪の友好関係の強さを示しています。オーストラリア政府観光局のロビン・マック総局長は、50周年を迎えたこの機会を celebratory event と位置付け、両国のつながりを深めていきたいとの意欲を示しました。
食体験の重要性
観光庁の中野氏も今回の協議が双方向の観光拡大に向けた重要な機会であったと語りました。「食体験」は地方誘客や文化理解を促進する鍵となり得ることを指摘し、オーストラリアとともに両国民の友情を深める新たな旅行体験を創り出す必要性を訴えました。
プログラムの内容
本プログラムでは、いくつかの印象的なセッションが行われました。まず、歴史的な50周年を記念するセッションでは、日豪友好協力基本条約の意義を振り返り、交流拡大と地方分散のための新たな機会を探る特別な時間が設けられました。
また、著名なシェフが参加する「ブッシュフード体験」も行われました。このセッションでは、地域の食材を活かした移動式ポップアップダイニングで知られる「Fervor(ファーバー)」のヘッドシェフであるポール・“ヨーダ”・イスコフ氏がワークショップを開催し、参加者はオーストラリア独特の食材をテイスティングし、その味わいの深さを実感しました。
このイベントは、両国の観光業が持続可能に成長し、多様な旅行体験を促進するための連携を再確認し、成功裏に幕を閉じました。このような国際的な会議を通じて、日豪の観光交流はますます広がりを見せることでしょう。
今回の協議を通じ、旅行者たちがオーストラリアの魅力を直に体験し、より多くの相互理解を深められることを期待しています。これからの50年間に向け、新たな旅行の形が創出されることを楽しみにしています。