IAS、モバイルアプリ広告計測拡大
2019-08-20 14:30:09
IAS、モバイルアプリ広告のビューアビリティ計測対象を大幅拡大!OM SDK採用でAdMob、Google Ad Manager対応強化
IAS、モバイルアプリ広告のビューアビリティ計測対象を大幅拡大!
デジタル広告の検証・不正対策・最適化ソリューションを提供するグローバル企業、Integral Ad Science(IAS)が、モバイルアプリ内広告におけるビューアビリティ計測対象を大幅に拡大しました。このアップデートにより、広告主はこれまで以上に正確なデータに基づいたキャンペーン実施が可能になります。
今回の拡大を実現したのは、Open Measurement Software Development Kit(OM SDK)の導入です。OM SDKは、IAB Technology LaboratoryとOpen Measurement Working Groupによるオープンメジャーメントイニシアチブの成果物であり、モバイルアプリ事業者が広告主に対して標準化された計測データを提供するためのものです。IASは2017年からOM SDKの開発に貢献しており、その技術力は世界的に高く評価されています。
OM SDK導入による効果
OM SDKの導入によって、IASのビューアビリティ計測はGoogle Mobile Ads (GMA) SDKとInteractive Mobile Ads (IMA) SDKの両方で利用可能になりました。これにより、AdMobおよびGoogle Ad Managerのディスプレイ広告と動画広告の85%超が計測対象となり、より網羅的なデータ取得が可能となっています。
特に、ディスプレイ広告においては、IASのシングルタグソリューションを利用しているお客様は、追加のインテグレーション作業を行うことなく、OM SDKによる計測を利用できます。動画広告についても、既存のインテグレーション方法で計測が可能です。この簡素化されたプロセスは、広告運用担当者の負担を軽減し、効率的なキャンペーン管理に貢献します。
IASの取り組み
IASは、広告業界における透明性と信頼性の向上に積極的に取り組んでいます。同社は、グローバルトップ100広告主の80社以上、150社を超えるテクノロジーパートナーに採用されており、その技術力と信頼性は業界内で広く認知されています。ニューヨークに本社を置き、世界13カ国22都市で事業を展開するグローバル企業として、デジタル広告業界の進化を牽引しています。
IAB Technology Laboratory と Open Measurement Working Group
OM SDKの開発元であるIAB Technology Laboratory(IAB Tech Lab)は、Interactive Advertising Bureau(IAB)が設立した、デジタルメディアとデジタル広告業界におけるグローバルな技術標準の確立と導入を促進するための国際的な研究・開発コンソーシアムです。Open Measurement Working Group は、IAB Tech Lab内に設置されたワーキンググループで、IASをはじめとするデジタル業界関係者が協力して、より競争力のあるスケーラブルなデジタル広告ソリューションの開発を目指しています。
まとめ
IASによるモバイルアプリ広告のビューアビリティ計測対象の大幅拡大は、広告業界にとって大きな進歩です。OM SDKの採用は、より正確で信頼性の高いデータに基づいた広告運用を可能にし、広告主とパブリッシャー双方の利益に貢献するでしょう。今後、IASがデジタル広告業界にどのようなイノベーションをもたらすのか、注目が集まります。
会社情報
- 会社名
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Integral Ad Science Japan 株式会社
- 住所
- 東京都千代田区有楽町1−1−2東京ミッドタウン日比谷 日比谷三井タワー12F
- 電話番号
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03-4588-6307