高齢社会に向けたウェルビーイングの取り組み
2025年3月19日、水曜日に一般財団法人日本規格協会が主催するセミナーが開催されます。この説明会は、企業や自治体が今後の超高齢社会に向けて、どのようにウェルビーイング施策を推進していくべきかをテーマにしています。特に、国際規格であるISO/TC314に関連する情報が中心となります。
開催概要
本セミナーは東京都港区の日本規格協会本部で実施され、またライブ配信も行われます。開始時刻は13時、終了時刻は17時を予定しています。特に企業健康経営や高齢者の就労機会、地域社会との連携など、多様な視点から講演が行われます。
講師陣には、経済産業省、デジタル庁、産業技術総合研究所など、さまざまな分野から5名を招待し、それぞれの知見を基にした講演が期待されています。最後にはパネルディスカッションも行われ、参加者が抱える疑問に答える良い機会となるでしょう。
高齢社会とウェルビーイングの現状
我が国では、65歳以上の人口割合が2024年には約3割に達し、超高齢社会として議論されている状況です。このため、政府は「高齢社会対策大綱」を策定し、高齢者が社会参加できる機会を増やしたり、地域とのつながりを強化したりする取り組みが進められています。特に「誰一人取り残されない社会」を実現するための施策が焦点として挙げられています。
また、中高年齢層の就労意欲も高く、今後の労働市場において高齢者の役割がますます重要視されています。総務省の統計によれば、65歳以上の就業者数は20年連続で増加し、914万人に達しています。このような背景から、企業にとっても高齢者を活用するための健康経営の重要性が浮き彫りになっています。
セミナーの目的
本セミナーの主要目的は、企業と自治体がどのように高齢者のウェルビーイングを支援していくかを考えることです。ISO 25554をもとに、具体的なプランや施策を深く理解し、ベストプラクティスを学ぶことができる内容となっています。
参加者は各自の業界における状況を踏まえ、どのように自組織で「ウェルビーイングが高い社会」を実現するかを考える良い機会となるでしょう。特に、講師陣の多様なバックグラウンドから得られる知識と洞察は、参加者に新たな視点をもたらすと期待されています。
参加費と申込方法
参加費は一般が9,900円、維持会員は8,800円です。興味のある方は、2025年3月18日までに申し込みを行ってください。いずれの講演も、質疑応答の時間が設けられ、参加者による意見交換が行えることも魅力の一つです。
本セミナーは、超高齢社会におけるウェルビーイングの実現に向けて、扉を開く重要なイベントとなります。興味のある方はぜひご参加ください。