岐阜のスマート工業
2025-02-03 13:30:57

岐阜県で進化するスマート・インダストリアルパーク事業の全貌とは

岐阜県で進化する「スマート・インダストリアルパーク」実証事業



岐阜県では、地元企業の共同の取り組みとして、最新の通信技術を活用した実証実験が進行中です。その名も「スマート・インダストリアルパーク」事業。これは、株式会社TIGEREYEの主導のもと、可児工業団地協同組合やその他関連団体によって展開されるもので、地域の製造業が抱える様々な課題解決を目指しています。特に、労働力不足や業務のデジタル化(DX)推進が求められる中で、本事業はその突破口となることを目指しています。

共同利用型ローカル5Gの導入



本事業の核となるのは、ローカル5Gのネットワークです。これには、可児工業団地内に設置されるローカル5G基地局や、物流の拠点となるブイ・アール・テクノセンターに設置されたローカル5Gコアが含まれています。この二つが岐阜情報スーパーハイウェイを介して接続され、データと物流の統合的な管理を可能にします。

特に注目すべきは、ドローンを利用した物流の進化です。ドローンが工場間で自動で物品を運搬し、その過程で利用される顔認証技術が、本事業の革新性を際立たせています。具体的には、ドローンに搭載されたカメラがローカル5G対応のスマートフォンを通じて顔認証を実施し、確認が取れた際に荷物の受け渡しが行われる仕組みです。これにより、業務の効率化が図られ、さらに災害時にも迅速な対応が可能となることが期待されています。

地域の課題解決を目指す



現在、中小の製造業は、個々の企業での対応が遅れがちであり、特に「BCP対応」や「人手不足」などの問題が山積しています。可児工業団地は、これまでにも共同受電やインフラ整備を進めてきましたが、「データ」と「モノ」を連携させることで、製造業が直面する問題を根本から解決するという新しい試みが始まっています。

本事業では、平常時だけでなく、災害時にも対応できる物流システムを構築することが目標とされています。そのためには、ドローンの活用が鍵となります。物流の合理化に加え、災害時には特に求められる迅速な物資の提供や従業員の安否確認といったサービスも実現を目指しています。

TIGEREYEの貢献



株式会社TIGEREYEは、本プロジェクトにおいて顔認証技術とドローン運用に取り組み、物流業務の革命を試みています。得られる知見や技術は、継続的な地域活性化や持続可能な発展にも寄与するでしょう。

本実証事業に参加する企業は、岐阜県や可児市など地元の団体と連携し、地域の振興に寄与していく意向を示しています。成功すれば全国への展開も視野に入れ、製造業に新たな風を吹き込むことが期待されています。地域の製造業界が進化する姿を、今後もぜひ注視してください。


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会社情報

会社名
株式会社TIGEREYE
住所
東京都中央区晴海1−8−8晴海アイランドトリトンスクエア
電話番号
03-6280-6762

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