首都圏における新築戸建の価格動向
2024年9月、不動産情報サービスを提供するアットホーム株式会社が発表した調査結果によると、首都圏における新築戸建の価格が上昇のトレンドを見せています。調査はアットホームラボ株式会社に委託され、詳細なデータが分析されました。
新築戸建の平均価格
首都圏における新築戸建の平均価格は、2024年9月時点で4,576万円に達し、前月比で0.4%の上昇を記録しました。また、前年同月比でも0.2%のプラスとなり、8カ月ぶりに前年を上回りました。この価格動向は、住宅購入を検討している多くの人々にとって注目すべきデータとなっています。
特に東京都の23区と都下、神奈川県の一部エリアでは2017年1月以来の最高額を更新し、価格の高騰が見られました。この中でも、東京23区では平均価格が初めて7,000万円台を突破したことが特筆されるポイントです。さらに、1億円を超える物件の割合は全体の1割を占めており、高級住宅市場の活況が伺えます。
エリア別の価格推移
首都圏外の8エリアについても同様のトレンドが見受けられ、2024年7月から9月の期間においては、愛知県を除く7エリアで前年同期を上回る結果となりました。特に宮城県、京都府、大阪府、そして福岡県では2017年の第一四半期以降の最高額を記録しました。
調査対象エリアとデータ
アットホームによるこの調査は、東京都(23区と都下)、神奈川県の横浜市及び川崎市、埼玉県のさいたま市、千葉県西部などを対象に行われています。調査対象とするデータは、アットホームの不動産情報サイトで登録された新築戸建(所有権のみ)であり、重複物件はユニーク化されています。また、1戸あたりの登録価格(売り希望価格)を「価格」として表記しています。
この調査結果は、今後の不動産市場のトレンドや、住宅購入を希望する方々にとって重要な指標となるでしょう。特に、首都圏の住宅価格が上昇する中、購入可能な物件を探す際には慎重な検討が必要です。
詳しい調査結果については、
こちらのPDFをダウンロードしてご確認ください。