イチジク製薬が実現したクラウド型ワークフローによる業務効率化
近年、デジタル化が進む中で、様々な業界で業務の効率化が求められています。薬品業界においても例外ではなく、特にペーパーレス化が注目されています。便秘治療薬「イチジク浣腸」で広く知られるイチジク製薬株式会社は、ペーパーレス化に向けた取り組みとして、クラウド型ワークフロー「X-point Cloud」を導入しました。この導入により、申請業務のスピードが飛躍的に向上したとのことです。
導入の背景
イチジク製薬は、紙の申請書による業務運用において数々の課題を抱えていました。約20種類の異なる紙の申請書が存在し、それに伴い承認業務が遅れることが頻繁に発生していました。また、承認者が不在の場合には業務が止まってしまうことや、決裁後の業務の振り返りが困難であったことも問題点でした。これらの課題を解決するための手段として選ばれたのが「X-point Cloud」だったのです。
X-point Cloud選定の理由
イチジク製薬が「X-point Cloud」を選んだ理由は、まず、その柔軟なフォーム作成機能にあります。従来の紙の申請書をデジタル化するだけでなく、業務改善に必要な書式変更が簡単に行える点が高く評価されました。また、クラウド型であるため、外出先からでも申請書の作成や承認が行えるという利点も大きく、従業員の利便性が向上しました。
導入後の効果
実際に「X-point Cloud」が導入されると、申請業務が大きく変わりました。これまで約1週間かかっていた申請からの承認が、現在では3日ほどで済むようになり、なんと決裁にかかる時間が半分以下に短縮されたのです。年間の申請件数は3,700件に達し、業務のペーパーレス化が実現しました。
さらに、申請フォームには関連書類を自動的に組み込む機能があり、ユーザーは手間なく申請書を作成できるようになりました。また、決裁後の処理業務も効率化され、業務のスピード感が向上しました。加えて、X-point Cloudの検索機能を活用することで、従業員は業務に関するノウハウも迅速に取得できるようになり、全社的な業務改善が進む結果となっています。
クラウド型ワークフロー「X-point Cloud」とは?
「X-point Cloud」は、直感的に操作できることを重視したクラウド型ワークフローシステムです。特に、ノーコードでの導入が可能であり、ストレスなくペーパーレス化とデータベース化を実現できます。また、申請承認業務の電子化だけでなく、柔軟な業務連携が行え、多彩な検索・集計機能も備えているため、さらなる業務の効率化が期待できます。
組織の背景
イチジク製薬は1925年に創業され、便秘治療薬の「イチジク浣腸」で多くの支持を受けています。創業以来、人々の健康に寄与する医薬品の提供を続けており、2025年には創業100周年を迎えます。高品質な製品を通じて、多くの人々の便秘の悩みを解決し続けることが企業の使命です。
このように、イチジク製薬の取り組みは、デジタル技術を活用することで業務の効率化を実現し、今後の成長への道を切り拓いています。今後もさらに進化する業務プロセスに注目が集まっています。