帝京大学がボルシア・ドルトムントとの関係を深める
2023年10月、帝京大学はドイツのサッカークラブ、ボルシア・ドルトムント(BVB)とのリージョナルパートナーシップ契約を延長することに合意しました。この提携は、日本初のBVBとの学術研究パートナーシップとして、2018年から学生の国際的な教育を目指す「ボルシア・ドルトムントプログラム」を通じて実施されています。
このプログラムは、BVBによる講義やセミナーを中心に構成され、毎年約30名の経済学部の学生が参加しています。今回の契約更新により、BVBのマーケティング部門、またはその専任代理店であるSPORTFIVEを通じての講義が追加されるほか、学生に対するツアー体験型の実践的な学習機会が提供されることになります。これにより、学生たちがより深く学ぶ場が広がるのです。
学長のコメント
帝京大学の学長、冲永佳史氏はこの契約更新に対して非常に喜ばしいと語っています。「BVBとのパートナーシップを通じて、多くの成果が実現したことを嬉しく思います。引き続き、「実学」、「国際性」、「開放性」を基盤とした教育や研究、社会貢献に力を入れていきたい」との意気込みを伝えました。
BVB側の期待
BVBのチーフマーケティングオフィサーであるカーステン・クラマー氏は、帝京大学とのパートナーシップの更新に対しても期待を寄せています。「この契約更新は、日本におけるBVBの取り組みが高く評価されていることの証しです。帝京大学との学術提携は、双方にとって意義深いものでした。今後もさらに多くの学生が実践的な学びを得られる機会を提供していきたい」とコメントしています。
帝京大学の概要
帝京大学は1966年に東京都八王子市に開学し、文学院、経済学部を有する大学としてスタートしました。それ以降、キャンパスの拡充と学部の増設を行い、現在では約2万3千人の学生が在籍する総合大学に成長しています。教育理念として「自分流」を掲げ、個の特性を最大限に活かすことを目指しています。また、実学、国際性、開放性を教育方針とし、多様なプログラムを展開しています。
最後に
今回のBVBとのパートナーシップを更新したことで、帝京大学は学生たちに新たな学びの場を提供し、グローバル人材の育成をさらに進めていくことが期待されています。実学と国際性の融合は、これからの教育においてますます重要な役割を果たすことでしょう。