福島の魅力をスイーツで伝える
福島県にある大熊町、富岡町、楢葉町、広野町の4町が共催する「スイーツ甲子園ふくしまチャレンジカップ」では、全国の高校生を対象に特産品を使用したスイーツ作りのコンテストが開催されます。このイベントは、東日本大震災や福島第一原子力発電所事故からの復興を広めることを目的としており、2023年から始まったばかりですが、今回で3回目を迎えます。
この大会は、「スイーツ甲子園 高校生パティシエNo.1決定戦」の姉妹コンテストであり、スイーツ作りが好きな高校生が自由に挑戦できる機会を提供します。応募の期間は2025年4月15日から6月10日、最終的な決勝大会は8月に福島県の「Jヴィレッジ」で行われる予定です。
特産品を用いた部門
本大会では、大熊町のキウイ、富岡町のパッションフルーツ、楢葉町のサツマイモ、広野町のバナナの4つの部門が設けられ、それぞれの食材を使ったスイーツのレシピを募集します。審査を通過した12組の参加者が、決勝大会で競い合い、各部門ごとに最優秀賞が選ばれます。
賞と特典
受賞者には、著名なパティシエと共に考案したスイーツを実際に商品化するチャンスが与えられます。このスイーツは2026年に東京都内で行われる「ふくしまスイーツフェスティバル」で販売される予定です。また、決勝大会の模様はBSフジの特別番組で放送され、多くの人にスイーツの魅力を伝える機会となります。
応募方法
応募方法や詳細については、公式ホームページ(
https://sweets-challengecup.com/)をご覧ください。高校生たちは、自分たちの創造力を発揮し、福島の復興を応援するスイーツを作る大きなチャンスを手にしてください!
大会の歴史と意義
「スイーツ甲子園ふくしまチャレンジカップ」は、もともと福島の特産品を全国に知らせることを目的に設立されました。各町の特産品であるキウイやパッションフルーツは、復興に向けたシンボルとして位置づけられています。
特に、大熊町のキウイは、2011年の震災以来、栽培が一時途絶えましたが、地域の有志により再生が進められている歴史があります。これらの特産品を活用することで、学生たちが地域の魅力を深く理解し、地域振興にも繋がることが期待されます。
この大会に参加することで、彼らはただスイーツを作るだけでなく、福島の未来を支える一翼を担うことになります。スイーツを通じて、復興の力を感じ、地域への愛を深める絶好の機会となるでしょう。
審査員について
大会には名だたるパティシエが審査員として参加し、参加者たちに厳しい目を向けるだけでなく、彼らの成長を見守ります。フランスの製菓を学んだパティシエたちが揃い、若き才能を引き出すためのアドバイザー役を担います。このようにして、彼らはスイーツ業界の未来を背負う若者を支える活動も行っています。
福島の美味しさを全国に広め、復興の象徴としての役割を果たす「スイーツ甲子園ふくしまチャレンジカップ」。ぜひ、高校生のみなさんの参加をお待ちしています!