東京消防庁の革新プロジェクト
東京消防庁は、消防および救急活動にデジタル技術を導入し、その安全性、確実性、迅速性を向上させることを目的とした取組を拡充しています。特に「消防・救急活動の効率化」を重視し、さらなる業務の質の向上を図ります。そのためには、省庁と民間企業の協力が不可欠であり、今回の公募はその一環として実施されます。
公募の概要
今回の公募では、消防庁が設定した11のテーマに沿った技術やアイデアを民間から広く募集します。この取り組みは、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を目指しており、従来の枠組みを超えた新しい発想を求めています。
対応するテーマ
以下の11のテーマに関連する製品、技術の情報を募集しています:
1.
居眠り運転や過労運転防止 - これらの問題を解決する技術。
2.
消火活動時の位置把握 - 消防隊員の位置を把握する技術。
3.
来庁者受付業務の効率化 - 消防庁舎での受付業務を改善する技術。
4.
スマートフォンのセキュリティ対策 - 業務利用に適したツールの情報。
5.
救急搬送のリアルタイム情報 - 患者搬送時間を短縮するための技術。
6.
トリアージタッグ情報の管理 - 災害現場での多数の傷病者管理に役立つ技術。
7.
救急活動図上訓練ツール - シナリオ型の訓練を可能にする製品。
8.
建物の情報の効率的取得 - テナントの入退去情報をスムーズに取得する技術。
9.
ヘリコプターの気象情報把握 - 航空隊が運用する機材に関連する技術。
10.
音声・映像共有デバイス - ヘリコプター機内と本部間の情報共有デバイス。
11.
業務支援AIの導入 - RAG(リアルタイムアクションガイド)を用いた技術。
公募日程
- - 開始日: 令和6年10月22日(火)
- - 申請フォーム登録期限: 令和6年11月22日(金)
- - 情報提供期限: 令和6年12月25日(水)
応募方法
応募は、東京消防庁の公募サイトで詳細を確認した後、指定された申請フォームから行ってください。必要事項を入力することが求められます。公募に関する問い合わせは、東京消防庁の代表電話またはメールアドレスを通じて行えます。これにより、民間の技術を活かした安全で迅速な消防活動が実現されることが期待されています。特にデジタル技術の進展により、これまで以上に効果的な対応が可能になると考えられています。
この公募を通じて、東京消防庁は最新の技術とアイデアを集め、消防行政の質向上を実現するとともに、市民の安全を守るための取り組みを強化していく方針です。