ユナイテッドアローズが目指す新たな挑戦
株式会社ユナイテッドアローズは、2026年から2028年までの新中期経営計画を発表し、「日本が誇る世界に向けた高感度・高付加価値グループになる」というビジョンを掲げました。この計画は、企業の持続的成長を目指すものであり、既存事業の進化に加え、新たな市場への挑戦を含めています。
1. 前中期経営計画の振り返り
2023〜2025年の前中期経営計画では、売上や利益の目標を達成しました。これは顧客基盤の拡大や海外市場への展開、デジタルインフラの強化に裏打ちされています。これらの成果を基に、新中期経営計画では中高価格帯市場への特化した「高感度・高付加価値戦略」を推進し、持続的な成長を図ります。
2. 周囲環境を踏まえた計画策定
今回の新中期経営計画の策定において、ユナイテッドアローズは内部環境と外部環境の両方を徹底的に分析しました。内部資源には高いブランド価値や164万人を超える高感度な顧客が存在し、これにより客単価やリピーターの増加が期待されています。外部環境に目を移すと、インフレ下での中高価格帯マーケットの成長が見込まれ、特に中国市場においては高感度商品へのニーズが高まっています。
3. ビジョン2032の目標と新戦略
今後、ユナイテッドアローズは長期ビジョン2032を見据え、売上目標を2,500億円から3,000億円に上方修正しました。具体的な数字では、2029年3月期の連結売上高1,850~1,950億円、営業利益115~125億円をターゲットとしています。この達成に向けて、以下の3つの重点戦略が設定されました。
高感度顧客満足No.1ブランド(国内アパレル領域)
高感度の顧客を満足させるため、商品クオリティを向上させ、価格の適正化を図ります。また、新規出店や改装を通じて顧客接点を増やし、売上の成長を目指します。
海外市場での顧客拡大
中国や台湾を中心に出店を増やし、国際的なブランドポジションを確立します。この地域ではローカライズされた商品展開が収益向上につながる見込みです。
新領域の開拓とM&A
アパレルだけでなく、新たなライフスタイル関連ビジネスの展開やM&Aを進め、高感度・高付加価値の事業領域を広げていきます。
4. 経営基盤の強化と人材投資
ユナイテッドアローズは、人的資本を成長基盤と位置付け、優秀な人材の育成やエンゲージメント向上に取り組みます。労働環境の改善や報酬の引き上げを通じ、従業員が誇りをもって働ける体制を整えます。
5. OMO戦略で新たな収益基盤を形成
デジタルとリアルの融合を図るOMO戦略を推進します。顧客データを活用した集客やパーソナライズにより、高感度顧客との関係を深めていく方針です。
ユナイテッドアローズは、これらの戦略を元に持続可能な成長を目指しており、日本を代表する高感度・高付加価値のグループに向けて着実に前進しています。これからの展開に期待が高まります。