Tokyo Artisan Intelligenceが新たな資金調達を実施
東京アーティザンインテリジェンス株式会社(TAI)は、神奈川県横浜市に本社を置くベンチャー企業で、新生企業投資株式会社からの資金調達を行いました。今回の資金調達では、シリーズB+ラウンドとして累計4.1億円を達成。これにより、同社のエッジAI技術をさらに強化し、企業のビジネス課題解決に向けたAIソリューションの提供を加速する方針です。
エッジAI技術の革新
TAIが主力として展開する「エッジAI」は、従来のクラウド負荷から解放され、データ処理を端末側で行う技術です。これにより、リアルタイムかつ低消費電力でのデータ処理が可能になり、産業機器から医療機器に至るまで、様々な分野で利用されています。特に、同社が開発した「TAI SEASIDE-R6」は、最新のAIモデルに対応し、豊富なI/Oオプションを持つ柔軟なプラットフォームです。
このプラットフォームは、過酷な環境でも安定した稼働が求められる鉄道や建設現場等へ最適化されており、現在の課題に対応するための耐久試験をクリアしています。TAIは商社や製造メーカーとも提携し、量産に向けた調達体制を確立しています。
資金調達における期待
今回の資金調達は、TAIの蓄積した開発ノウハウを基に、エッジAIプラットフォームの量産化を目指しています。長期的な安定稼働が期待されるSEASIDE-R6の開発進行により、AIハードウェアの性能を向上させ、より多くの業種のニーズに応える製品が生まれることでしょう。また、少子高齢化による労働力不足の解決に向けても、TAIはエッジAI技術で貢献していきます。
関係者の声
新生企業投資株式会社のディレクター、長谷川拳太郎氏は「高い技術力だけでなく、現場の理解も重要」とし、TAIが多くの企業の信頼を得ている背景を語りました。また、TAIの創業者中原啓貴氏は、今回の資金調達によって、社会が直面する課題への対応を加速したいとコメントしており、企業と社会の関係性を深める意義についても言及しています。
未来を担う人材募集
TAIでは、AI技術を駆使し社会の発展に寄与する人材を募集中です。AIエンジニアやハードウェアエンジニアなど、さまざまなポジションで人材を求めており、興味のある方は公式サイトやWantedlyで詳細を確認することができます。
会社概要
社名: Tokyo Artisan Intelligence株式会社
本社所在地: 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3−12新横浜スクエアビル14階
代表取締役: 中原啓貴
設立: 2020年3月
事業内容: 深層学習アルゴリズムの研究開発, エッジAIプロダクトの開発および販売, AIエキスパート・エンジニアの育成
公式サイト