WakuWorksとサミーがコラボした新たなアセスメントゲーム
株式会社WakuWorks(以下、WakuWorks)は、サミー株式会社(以下、サミー)および東京国際工科専門職大学(以下、IPUT)と共同で、学生の「発見力」を可視化するアセスメントゲームの開発を進めています。このプロジェクトは、サミーの新規事業開発の一環として位置づけられ、IPUTの学生たちがアルゴリズム設計やUnityによるゲーム開発を担当しています。WakuWorksは、全体の進行管理や技術的なサポートを行い、学生たちの取り組みを支援しています。
発見力アセスメントゲームとは
本プロジェクトのアセスメントゲームは、観察力、発想力、洞察力といった「発見力」を見える化することを目指しています。既存のアセスメントツールでは測定しきれないこれらの資質を、ゲーム形式で体験することによって、個々の思考傾向や独自の強みを直感的に理解できるようになります。具体的には、プレイ中の回答内容や操作データを分析し、アプリケーションによって算出されたスコアをもとに評価する仕組みです。
教育現場と企業開発の連携
このプロジェクトでは、IPUTの学生が実際の開発の中心となっています。彼らは、リアルな開発環境でアルゴリズムを設計し、Unityを使ってゲームを構築しています。その過程で、WakuWorksは開発の進行を支援し、学生たちがより良い製品を作れるような環境を提供。これにより、教育現場と企業の連携が育まれ、学生たちは実際の現場での業務に必要な要件定義やUI/UX設計を体験する機会を得ています。
企業と教育機関のコラボレーションの意義
本プロジェクトは、サミーの新規事業開発の視点とIPUTの教育力、さらにWakuWorksの開発支援の専門知識が融合したものです。企業と教育機関が協力することで、実践的なスキルの育成や新たな発想の創造が期待されており、今後の展開が注目されています。代表取締役の鈴木悠介氏も「企業と教育機関が協働する意義を感じ、実践を通じて学びを生み出すプロジェクトを続けていきたい」と語っています。
今後の予定
完成したゲームは、「サイエンティフィックゲームジャム(SGJ)」で発表の予定です。このイベントを通じて、開発手法や教育との連携の成果を広める機会となります。さらに、今後は他の企業や教育機関との共同開発へとプロジェクトを拡大する計画です。
会社情報
WakuWorksは、ITコンサルティング企業として、AIやDXを活用したソリューション構築を行い、新規事業開発の支援を展開しています。IPUTは、実践的な教育を提供する専門職大学として、2020年に開校し、ファントムなデジタル人材を育成しています。両社のコラボレーションは、今後の教育と企業の在り方に新たな道を示すことでしょう。