大阪万博でのNPOせいぼの取り組み
2023年、大阪で開催された万博において、マラウイでの教育支援を行うNPO法人せいぼが特別なブースを設けました。この機会を通じて、来場者にマラウイの文化や歴史、特産品を紹介し、さらにはオリジナルコーヒーの販売も行うという取り組みを展開しました。
このブースでは、マラウイの美しい自然や歴史を紹介するとともに、エボニー彫刻などの伝統工芸品も展示。特に人気を集めたのは、せいぼが自ら開発した「warm hearts coffee club」のコーヒー。来場者はこの味を楽しみながら、マラウイについての知識を深めていきました。
学生スタッフの挑戦
ブースの運営には、マラウイを支援するための活動を行っている大学生が参加しました。彼らは、来場者に展示物を案内し、マラウイの教育支援の重要性を伝える役割を果たしました。特に、RさんとMさんという2人の学生スタッフにインタビューを行い、展望と印象について話を聞きました。
彼女は、通っていた高校の関係でせいぼの活動に参加。月次レポートやイベントでのコーヒー販売を担当し、今回の万博ではマラウイの魅力を広めることに力を注ぎました。
彼もまた、学校での授業を通じてせいぼの活動に関与。主に教育事業を担当し、講義資料を作成するなど、多くの場面で活躍しています。
自らの学びを深める
Q:特に印象に残っていることは?
Rさん: 今回の参加を通して、改めてマラウイという国について深く調べる機会となり、得た知識をもとに自信を持って来場者に説明できたことが印象的です。実際にマラウイの文化に触れることができたのは貴重な経験でした。
Mさん: 来場者の中には、マラウイ大使館から来ていたテンダイさんの似顔絵を描いてくれた方がいて、驚きました。普段から「マラウイの方ですか?」と尋ねられることが多かったことも印象深かったです。
マラウイへの理解が深まる
Q:万博を通じた変化について教えてください。
Rさん: 今回、ブースに訪れた方々の中には、初めてマラウイについて知ったという声が多く、国としての認知度が上がったのではないかと感じています。
Mさん: コーヒーを気に入ってくださった方からは「warm hearts coffee club」の情報を伝えることができ、関心を持っていただけたと実感しています。
編集後記
万博という場は、全く知らない国の魅力を発見できる良い機会です。学生スタッフは、訪れた方々に興味を持ってもらうために様々な工夫をし、成功を収めました。
NPOせいぼは、マラウイの就学率向上を目指し、給食支援に力を入れています。家庭にとって、学校で給食が提供されることで経済的負担が軽減され、子供を学校に通わせる動機づけにもつながります。日本国内ではオリジナルコーヒーの販売を通じ、活動の周知を図っています。今後も地道な活動を続け、より多くの子どもたちに明るい未来を届けていきたいと考えています。
是非、皆さまの応援をよろしくお願いいたします!