群馬県産材と木育を推進する斉藤林業の地域貢献活動：保育園に無償提供される手作りままごとキッチン

群馬県産材と木育を推進する斉藤林業の地域貢献：57施設へのままごとキッチン寄贈

群馬県を拠点とする株式会社斉藤林業は、地域貢献活動として、群馬県産材を使用した手作りままごとキッチンを保育園や幼稚園に無償提供する活動を行っています。2012年から開始されたこの活動は、現在までに57施設にキッチンが届けられており、子どもたちの豊かな心を育む「木育」の推進にも大きく貢献しています。

ままごとキッチンを通して育む「木育」と地域貢献

斉藤林業代表の斉藤氏は、幼少期からの体験を通して木の温もりや自然環境の大切さを学び、その想いを地域貢献活動に繋げました。建築端材を活用したままごとキッチンは、子どもたちに木の感触や温もりを感じさせ、自然と触れ合う機会を提供することで、環境への意識を高めることを目指しています。また、保育士や保護者と一緒にキッチンを作るイベントを通して、地域住民との繋がりを深める活動にもなっています。

環境配慮への取り組み：自社燻煙乾燥プラントとセルロースファイバー

斉藤林業は、環境への配慮を強く意識した企業として知られています。国内最大級の自社燻煙乾燥プラントを保有し、群馬県産材を丁寧に乾燥させることで、木材の強度を高め、狂いを防いでいます。このプラントでは、薬剤を使用せず、煙と炭の遠赤外線を利用した環境に優しい方法で乾燥が行われています。

さらに、地域の新聞紙をリサイクルしたセルロースファイバーを自社製造し、住宅の断熱材として活用しています。セルロースファイバーは、断熱性、調湿性、防音効果に優れ、火災時の安全性も高い素材です。高価で施工が難しいことから普及率が低いセルロースファイバーですが、斉藤林業は自社プラントによる低コスト化を実現し、環境に優しく快適な住宅を提供しています。