湯の児温泉の絆
2026-07-16 08:12:35

湯の児温泉 海と夕やけが成し遂げたおもてなしの奇跡と顧客の絆

湯の児温泉 海と夕やけが成し遂げたおもてなしの奇跡と顧客の絆



熊本県水俣市に位置する「湯の児温泉 海と夕やけ」は、2025年の『じゃらんアワード』で九州エリア接客サービス部門第1位を受賞した宿です。この評価には、名物スタッフ・吉海哲也さんの温かいおせっかいが大きく寄与しています。

名物スタッフの取り組み



吉海哲也さんは68歳で、湯の児温泉の開業前からこの宿で働いています。彼は2014年から、宿泊者の思い出を彩るべく、記念写真を撮影し、後日それを郵送する取り組みを始めました。これまでに12,700組のお客様に、その日の思い出を届けてきたのです。その努力は、ただのサービスにとどまらず、宿泊者の人生に深く寄り添うものとなっています。彼は「また吉海さんに会いに来ました」と語る多くのお客様に囲まれています。

記念日を一緒に祝う心がけ



吉海さんは初めてお客様の記念日を祝う機会を得た際、「自分も一緒にお祝いしたい」と感じました。この思いから、手書きのメッセージボードを用意し、さらにはお客様の希望でサプライズケーキを手配するようになりました。美術大学出身の彼は、そのスキルを活かして手作りのメッセージカードを作成し、お客様に喜ばれています。

その日の夕景を届ける工夫



吉海が郵送する写真には、その日宿泊したお客様が見た夕景が含まれています。晴れた日の美しい眺めだけでなく、たとえ曇りであっても、一日の思い出をしっかりと伝えようというこだわりがあります。「人生には晴天もあれば曇りもある。それでも、次回は素敵な夕日を見に来てほしい」との思いが込められています。

継続的な気配りの背後にある努力



吉海さんの仕事は、宿泊中だけでなく自宅での準備も丹念に行われています。12,700組のお客様一人一人の記録をコンピュータに整理し、時には数時間をかけて思い出の整理をしています。パソコンには来館日やお祝いの内容、さらにはお客様からのお土産の写真まで、全てが大切に保管されています。

また写真撮影を通じて前回の記念日を覚え、リピーターのお客様の飲み物を先回りして用意することで、絆を深める努力をしています。その結果、「覚えていてくれたんですね」といった嬉しい言葉が帰ってきて、次の再会へとつながっていくのです。

時間を重ねた絆



吉海さんが取り組む中で、お客様の人生も歩み続けています。小学生だった子どもが成長し、家族を持って戻ってくる様子を見てきた彼は、宿泊者の成長と共にお祝いを続けています。定期的に訪れるお客様の中には、何度も訪れてくれる方もおり、彼のパソコンには彼らの家族の歩みがしっかり記録されています。送った写真やメッセージカードが家庭内に飾られ、新たなつながりを生むことも少なくありません。

おせっかいの文化



『湯の児海と夕やけ』では、お客様への感謝と謙虚さをもって、一人ひとりに寄り添うことを重視しています。吉海さんの行動は、会社からの指示ではなく、彼自身の「おせっかい」と呼ばれる取り組みです。この心温まる姿勢が、現在の宿の文化の象徴です。代表取締役の笹川陽平さんは、「宿を訪れたお客様に、また帰ってきたいと思ってもらえる場所を提供したい」と語ります。

まとめ



湯の児温泉 海と夕やけは、単なる宿泊施設ではなく、宿泊者の記憶や物語をともに育む場所です。また訪れたくなる理由は、温泉や料理だけでなく、「また、あの人に会いに行こう。」と思わせるおもてなしの心にあるのです。12,700組のご縁を育んできた吉海さんの取り組みは、これからもお客様に愛され続けることでしょう。

会社情報

会社名
株式会社湯の児海と夕やけ
住所
電話番号

トピックス(地域情報)

【記事の利用について】

タイトルと記事文章は、記事のあるページにリンクを張っていただければ、無料で利用できます。
※画像は、利用できませんのでご注意ください。

【リンクついて】

リンクフリーです。