茨城県境町がスポーツ庁表彰を4年連続で受賞
茨城県の境町が、スポーツ庁が主催する「スポまち!長官表彰2024」において、4年連続で受賞することが決定しました。この表彰は、地域のスポーツを活用したまちづくりや地方創生を積極的に推進している自治体を表彰するもので、令和3年から始まりました。境町はその創設年度から途切れることなく優良自治体として認められ、今回は特に地域おこし連携の取り組みが高く評価された結果、受賞となりました。
これまで境町では、オリンピック基準のホッケー場やテニスコート、世界最高レベルの屋内外アーバンスポーツパークなど、スポーツ施設の整備に力を注いできました。加えて、人工サーフィン場の設置なども行い、「スポーツを核としたまちづくり」を掲げたさまざまな活動が実を結びました。このような取り組みにより、境町は地域住民がスポーツを通じて健康的な生活を送るだけでなく、観光やイベントの誘致を図ることで地域経済の活性化も目指しています。
現在、境町では特に「ホッケーのまち」としてのブランド力を強化しており、オリンピアンやプロ選手を活用した地域おこし協力隊による体験教室や教室の運営も行っています。これにより、地元住民だけでなく、全国から多くの人々が境町を訪れ、コミュニティの一員となることが期待されています。さらに、住民の健康増進やスポーツ移住の推進も重要な課題として取り組まれています。
表彰式は令和7年1月23日に東京都の三田共用会議所で行われ、スポーツ庁の室伏広治長官や、境町の橋本正裕町長が出席予定です。この式典では、他の受賞自治体と共に今後の地域づくりについての情報交換やネットワーキングの場ともなります。
今後、境町はさらにスポーツを通じた地域活性化に努め、大会やイベント、合宿の誘致を進めるとともに、住民全員が参加可能な健康づくりのイベントなども開催しています。境町から未来のスポーツ界を背負う選手が誕生する日を目指し、町をあげての取り組みは続いていくことでしょう。住民一人ひとりが「スポーツを核としたまちづくり」に参加することで、新しい時代の境町を形成できるのです。より多くの方々に境町の魅力を知ってもらい、共に地域を育てていくことが、この受賞の先にある大きな目標です。