新たな紙芝居文化『かみなしばい』
2021年、アプリ『かみなしばい』が日本国内で開催されたBabyTech® Award Japanにおいて「学びと遊び部門」の大賞を受賞しました。この受賞は、従来の紙芝居文化にデジタルの楽しさを加えた画期的なアイデアが評価された結果です。
『かみなしばい』の特徴
『かみなしばい』は、日本の伝統的な紙芝居の要素を取り入れつつ、スマートフォンやタブレットを用いた新しい遊び方を提案します。具体的には、読み手のデバイスと聞き手のデバイスをBluetoothで接続し、互いに楽しみながら物語を演じるスタイルです。このように、デジタルの特性を活かし、紙芝居の楽しさを進化させています。
このアプリには5つのオリジナルストーリーが用意されており、それぞれが紙芝居の枠を超えたインタラクティブな体験を提供しています。たとえば、モモタロウでは、読み手がモモを動かしたり、聞き手がきびだんごを動かしたりしながら楽しむことができる仕組みがあります。さらには設定を調整することで、鬼と戦うゲームの要素も加わっており、より遊びが広がる工夫がなされています。
各お話の紹介
- - シンデレラでは、好みのドレスを選ぶシーンがあり、ガラスの靴が合うかどうかは50%の確率で決まります。聞き手が数人いる場合、ただ1人にだけ靴がぴったり合うという楽しさがあります。
- - おおきなカブでは、登場キャラクターを自由に選ぶ楽しみがあり、プレイヤーの想像力を喚起します。
- - パパのせなかでは、対面することなく、聞き手がパパの背中にアプリを当てて楽しむことができる新しい体験です。
- - ママのおなかでは、妊娠10ヶ月の様子を子どもと一緒に体験しながら楽しむことができる仕掛けになっています。
審査員の声
審査員からは、「幼稚園や保育園での紙芝居をアプリで再現したアイデアが新しい」との絶賛があり、今後の発展が期待されています。また、仮想現実の要素を加えることでさらなる楽しさが増すのではないかとの意見も寄せられています。その他にも、コミュニケーションの大切さや、デジタルデバイスを用いた遊びの可能性について多くの評価がありました。
BabyTech® Award Japanについて
BabyTech® Award Japanは、国内のベビーテック商品やサービスを認めるイベントで、3回目を迎える2021年には最優秀商品が多数発表されました。受賞商品に関する詳細は、公式ウェブサイトで確認することができます。
まとめ
『かみなしばい』は、従来の紙芝居の楽しみを保ちながら、デジタルの利便性を取り入れることで親子の新たなコミュニケーション手段を提供しています。今後の展開がますます楽しみな一作です。興味がある方は、ぜひ公式サイトをチェックしてみてください。
かみなしばい公式サイト
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