地域活性化を目指す新プロジェクト始動!
岐阜県瑞浪市に位置するカマドブリュワリーは、クラフトビール業界のレジェンドである東恵理子社長が率いる注目のブリュワリーです。今年の5月、この地に27年の経験を持つベテランパン職人が新たにジョインし、彼らのコラボレーションによって「最高のパン飲み」を実現するプロジェクトが始まりました。
このプロジェクトでは、クラウドファンディングを通じて支援を募り、パン工房の設立を目指します。特に注目されているのは、クラフトビールとパンの組み合わせを楽しむ「パン飲み」の文化を地域に根付かせることです。
田舎町の現状と取り組み
釜戸町は、人口約2400人で、名古屋からもアクセスしやすい美しい山々に囲まれた町です。しかし、近年の高齢化や空き家の増加により、町の活力が失われつつあります。特に、商店の閉店やコンビニの撤退が続き、地域は深刻な危機を迎えています。
そんな中、東社長は「田舎を諦めない!」という掲げ、このプロジェクトを立ち上げました。これまでクラフトビールによる地域活性化に挑戦してきたカマドブリュワリーに、新たにパン工房を加えることで、釜戸町を元気にし、日本の地域活性化のモデルケースとして発信したいと語ります。
プロジェクトの概要
プロジェクトの核は、コンセプト「遊園地」をテーマにしたパン屋「かまどパン」の設立です。人気の陶芸作家によるユニークなデザインを用いて、楽しく魅力的な食卓を提供します。また、ビールの仕込みで得られる麦芽から作る「スーパーフラワー」を使用し、パンの新しい可能性を追求します。
このプロジェクトでは、松阪鉄平のパン作りの技術と丹羽智のクラフトビール技術がコラボレーションし、究極の「パン飲み」体験を実現します。パンにクラフトビールの酵母を使用し、それに触発されたユニークなパン作りを行うことで、新たな食文化を育てたいと考えています。
クラウドファンディングの特徴
このクラウドファンディングでは、返礼品が非常に充実しています。クラフトビールとパンのセットや、限定の醸造ビール、さらには工場見学やパン教室の参加権など、多様な体験型のリターンも用意されています。特に、著名な陶芸作家による特別デザインの返礼品が注目を集めており、魅力が満載です。
また、特別なパンとして2024年のビアワングランプリで総合優勝を果たした液種を使用した「バーレーシュトーレン」も登場予定です。このプロジェクトは、アルコールが苦手な方やパン好きの方、地域の活性化に興味のある全ての方にご支援いただきたいと考えています。
今後の展望
プロジェクトは、9月末までクラウドファンディングを行い、10月上旬にはパン屋の情報発信を開始。12月には店舗の改装が完了し、ついに2026年1月にパン屋がオープンします。これからも地域と共に歩む姿勢を大切にしながら、様々なイベントや体験を通して釜戸町を盛り上げていきたいと考えています。
代表の東社長は、「田舎を諦めないだけでなく、職人たちの力で美味しく楽しい未来を共有したい」と強調しました。このプロジェクトを通じて、一緒に地域を盛り上げていければと思います。ぜひ、参加してみてください!